IBMは、平成3年5月のゴールデン・ウイークに社内(西日本管轄)の管理職研修のゲスト・スピーチを依頼してきました。今まで「IBM Review」誌に2回論文を記載してもらっていて、それまでの「棚卸」をしてきましたので、今回も「棚卸」のつもりで原稿を作成しました。
原稿のタイトルは「トヨタオート大阪における戦略情報システム」という依頼でしたが、実質的には、「経営企画」という仕事・・実質的には、2年間でしたが、中味の濃い仕事・・をまとめる結果になりました。「改善」という切り口で、色んな管理資料を紹介して、その改善のプロセスをお話しました。データと連動した「改善」の威力を事実で話ました。
このスピーチの模様は、ビデオに収録してもらい、福井社長に提出いたしました。IBMもビデオを活用して、色んな研修に使ったようです。半年ほどして、台湾のIBMから馬さんが来社して、改善とデータという当方の発表に感激したと言ってくれました。どうも、国際化していたようでした。また、IBMの会合に出席すると、色んな方から「ビデオを見て参考になった」と声をかけられました。
改めてコンピュータを使った「改善」・・どちらかというと「方針管理」的な要素が強いのですが・・の威力を再認識しました。何が凄いかと一言で言えば、データ処理でその時の断面がリアルタイムに把握できるので「良い・悪い」の判断が即座にできるという点にあると言えます。全社的な場合、順番がつけられので、IBMのSEが「住友銀行みたいだ」という感想を上げる迄になっていました。
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