IBMの「SISプロジェクト」は、ともかくスタートする事になりました。IBMのプロジェクト担当者から、当方のメンバーを構成する要請が来ました。社内の全部門からメンバーを招集する大掛かりなプロジェクトに発展しました。ベテランから新入社員まで、総勢10名の構成でした。
SISのセッションは「キック・オフ」から始まって、大阪の信濃橋にあるIBMのセッション・ルームで1泊2日の日程を3回ほど繰り返しました。セッション・リーダーの江見さんは、KJ法をうまく活用して、問題点を顕在化してくれました。会社の使命から始まって、SWOT分析、チャンス発見とその具体策構築などへレベルUPして、うまく「中間報告」をまとめました。
その後、10月に伊勢志摩ロイヤル・ホテルで「ITセミナー」があり、そのセミナーに「経営企画室」の全員が参加しました。このセミナーは、「中間報告」から「最終提案」を作成するために、「ITの状況」を勉強するためでした。電話をキーにした「通信」関連の先端利用を学び、自社にどのように採用できるかを検討いたしました。
その中から「テレ・マーケティング」が浮かび上がってきました。これは、データベースを利用して、「顧客満足度」を高めて「囲い込み」を行なうというばかりでなく、アメリカン航空の例などで「戦略」的に行なえば、ビジネスの競争優位を構築できるというものでした。
|