いよいよ、新物流センターがオープンしました。それまでに、新しい「JIT方式の作業計画」を入念に打ち合わせて、シミュレーションまでを完了していました。オープンの当日は、朝からスタッフが現地に行き、新方式の「流れ作業」の立ち上げを手伝う手はずになっていました。
私は、お昼に、現地に到着して「ビックリ!」しました。何と、従来のまま、新しいセンターで作業をしているではないか・・。なんだ、これは?と憤りました。早速、担当役員さんを筆頭に現場の方々を集めて、「いつから、新方式で始めるつもりか?」と詰めよりました。迷うまでもなく、今、始めるのが正解なのです。しかし、自分達では始められない・・役員までいての話ですよ!
ともかく、「流れ作業」用のレイアウトができているのだから、それに、まず従おうと決めました。応急に、整備計画を作成して、投入の順番を決めました。「洗車ライン」→「ふき取り工程」→「新車点検工程@」→「新車点検工程A」→「部品・用品工程」→「最終確認工程」という流れでタクト・タイムは6分という設定で始まりました。
やれば出来るじゃないですか!素人の目には「流れ作業」のライン化ができたと思いました!うれしいですね。色んな障壁があって、ここまで、きたのですから。もちろん、翌日のオープニング・セレモニーには、トヨタや同業者の方々も出席されましたが、設備の最新性もさることながら、作業がキッチリ「流れ作業」になっているのに驚かれたのはいう迄もないことでした。
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