このトヨタのUさんからの情報で、担当のO課長に電話で状況確認いたしました。確かに、物流改善のモデル店探しをしているという事でした。どうすれば、立候補できるかという問いに対して福井社長から正式な要請状が欲しいという話なので、これを、社長にレポートしました。このレポートは、昭和58年にSSOを始める時に、IBMの灰本課長のアドバイスで毎月A4サイズ1枚の報告書を社長宛に送っていたものです。灰本さんのアドバイスが大きな武器になりました。会社は、すぐにトヨタの担当員を通じて正式な要請を行いました。
トヨタのO課長が事前調査という名目で来社されました。私が、担当して会社の状況や物流センターの進み具合を説明しました。物流センターは守口市にありましたから、クルマでご案内もいたしました。この車中でO課長は「実は、トヨタの中でオート大阪さんをモデル店に選ぶのに反対意見も多いのだ。幾ら上司のK部長が福井社長と懇意であっても、困るのだ」と話されました。
これには驚きました。私は、「モデル店になる限りはO課長の名誉を損なうことはしないと誓う!」と必死になって、思いをお話しました。我々は、新車販売に力点をおいているが、全国的には、サービス部門に力点があって「社名ロイヤリティ」や「自社車防衛率」が高い「守り勝ちの経営」でシェアが維持されているとも話ました。
彼は、私の話を聞いて帰りました。しばらくして、次のT課長が来社することになりました・・
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