平成元年は、消費税が導入された年でした。消費税という方式は、なじみがないので、様子が分かりませんでした。特に、自動車販売は、自動車本体と添付品で税率が違うということで、なかなか、システム設計を確定する訳にいきませんでした。特に、自社システムを開発している会社では、対応に苦慮しました。
一番のネックは、例えば、新車登録時にエアコンが装着されていれば、本体と同じ税率(6%)が適用されて、登録後に、購入して装着すれば一般の消費税率3%が適用されるという現実に起こりそうな処理です。このような問題を1件1件吟味しようとするのですが、情報が不足しておりはかどらないものでした。
このようにヘビーな問題があって、IBMのオフコンを採用している会社からもシステム開発を依頼する声があがり、引き受けることになりました。大変な作業で、途中で自社システムを放棄してトヨタのC80システムの本社システムに急遽する会社が続出した程でした。
この時は、本当に「疲労」していました。3月初めにシステム設計を終えたときに、ホッとした安堵感から「39度の発熱」が出て、医者の診断では急性肝炎と診断されて2週間入院しました。5キロも痩せたので、ビックリしました。
この時、入院していても「ゴルフをする自分」をイメージしていました。まあ、入院生活は単調なのですが、イメージ・トレーニングでゴルフを楽しむなどして過ごしました。・・まぁ、仕事に追われて緊張していると病気しないのですが、ホッとした時が怖いのです。今も、できるだけ「疲労」を平素から出すように心掛けていますが、緊張感を持続するように、毎日、仕事をするようにしています。これが、唯一の健康法かも知れません。
|