すべては「クルマが売れるコンピュータ!」で始まった!
栩野正喜


第28話 「安心して療養して、すっかり元気になって戻って来なさい!」

実は、この9月はおかしな事がありました。会社の屋上は駐車場になっているのですが、お酒を飲んで帰る時は、クルマをおいて行く風習(当然ですが・・)がありました。9月のある日、会社に行くと大騒ぎになっているのです。それは、前の晩に、屋上に何者かが侵入してクルマをぶつけて何台も壊していたのです。お客様の修理で預かっているクルマもありましたが、その中に、私のクルマも被害を受けていたのです。
当然、損害保険に入っているので、お客様のクルマを修理しましたが、私のクルマは8年半ほど乗っていましたので、経理部長が「高く下取るから新車に乗り換えたら」とアドバイスしてくれて、新車をオーダーしたのですが、このクルマが登録される前に寝込んでしまいました。会社は、構わず、登録してくれましたが、療養中は、新車とご対面できずにいました。
そんな中、ある日、上司の経理部長のM氏が自宅に見舞いに来てくれました。部長が見舞いに来るとは思っていませんでしたから、ビックリしましたが、その上に、ビックリすることがありました。それは、M部長が社長のメッセージを伝えたくれたことです。それは、「君は、会社にとってかけがえない社員の一人である。君のコンピュータは、君に代わって仕事をしているので、安心して療養して、すっかり元気になって戻って来なさい!」という意味の事でした。この福井社長のお計らいに家族一同「大感激」いたしました。
この9月は、クルマが壊されるやら大病になるやらで散々な月でしたが、この福井社長の深いお計らいで、安心(?)して療養できました・・何やらおかしな具合ですが、事実です。本当に、大恩人の福井社長に敬意を表します。

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