昭和55年4月に「新車振り当て管理システム」を稼動させたのですが、その前に、信じられないハプニングを起こしてしまいました。私は、体調が完全に復調していなかったのか、3月のある日、間違ったプログラムを消去しようとしたのですが、なんという事か「F,all、library」とかコマンドを打ち込んでしまったのです。本当に、あっと思っても後の祭りでした。
幸いにも一部はバックアップをとってあり、その前日に、ソース・プログラムを全部リストしてあったのが救いでした。ともかく、ひたすらリストと見ながらパンチすることが続きました。RPGUというプログラムは、COBOLと違ってパラメータ・タイプの構造になっていて、桁ズレするとエラーになるシロモノですから、女子のパンチャーではリカバリーできなかったのでした。K君という人事担当の方と2人でするしかなかったのが実情です。
それでも、1週間もかからずに300本くらいのプログラムの復元ができました。信じられないスピードだと思います。「一念」のパワーを再確認します。
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