ともかく、本番稼働を目前に控えて連日深夜までの突貫作業が続いていました。我々の会社は、新車販売の会社なのでよく営業マンを集めて社内パーティをしていました。平成元年３月は、システム開発のピークに達していましたが、この時もパーティがありましたが、我々は、オンライン・スタートに向けてIBMの方々も必死で作業に打ち込んでいました。
すると、IBMの連中が「栩野さん、今、パーティの中で副課長に昇格だと言ってましたよ」と言ってきました。まぁ、聞き違いだと思っていましたが本当だったのです。後で、人事の方から正式に聞きました。その上に、経営企画室という社長直属の組織の長であると言うのです。正規な辞令は４月に頂きましたが、何か違う展開になり始めました。
ともかく、順次、次のオンライン業務
「会計システム」･･販売会計という視点で、売掛管理と入・出金管理を連動させました。
「新車システム」･･営業の端末から「予約」・「振当」・「注文書」を入力できるようにした。
「サービスシステム」･･Ｃ８０システムのデータを使った見積から売上・精算システムを構築した。
「中古車システム」･･中古車の在庫情報・予約・振当・注文書などのシステムを構築。
「保険システム」･･保険データの継続更新管理システムを構築。
を平成元年の１０月までに順調に立ち上げました。