月刊AMI Vol.5 11月号 ■△▽●○□ ●最近感じること・・「困ったリスト法」 今回は、昼間の新幹線がすいていることを取り上げます。 たとえば、2時半頃新大阪を出発する電車に乗ったところ、乗車率が20%程度でありました。 もちろん、名古屋からは乗車が増加しましたが、それでも70%に届くか否かの水準でありました。 これは、たまたまの偶然かもしれませんが、これを「すいている」と感じて20%という数字で記述したことに意味があります。 それは、JRならずとも、乗車率100%が望ましい訳であり、それが20%や70%程度では困った状態であることは明白であります。 これを「困ったこと」と認識して考え始めることが分岐点になります。 何も感じない人や感じても考えない人も多数おられます。 私も、いつも「感じる」訳ではありませんが、「おやっ」と感じたことが比較的多い方だと思っています。 道を歩いていても、お客さまの社内にいても、そして、自社にても「感じる」ことを即「原因と対策」を考えるようにしています。 それは、ホンの一瞬かも知れませんが判断するまで行なっています。 「困ったリスト法」というものがあります。 「困った事象」の困り具合を「計数化」する・・すなわち「乗車率が70%しかない」と表せば、30%を補う方策を考えるようになる訳であります。 色んなお客さまに接しておりますが、よく「困った」と相談を受けるのですが「程度」を表さずに世間話に終始する場合もあります。 私は、一歩踏み込んで「どれ位お困りですか」と伺うようにしています。 正確な数値でなくても感覚的な「困り具合」を伺わないと対応のしようがないとも言える訳であります。 このように具体的なアクションを引き起こす「困ったリスト法」を身につけることをお薦めいたします |
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●ちょっと役に立つヒント!・・「小売業の輪」理論を自社に取り込もう! 経営コンサルタントを本業としていますが、経営という幅広い分野のうち当社は「Faxちらし・3段活用マーケティング」での売上UPを行なうことを「一番商品」にしています。 簡単に表現すれば、「企画」→「Faxニュース」→「電話フォロー」→「営業」と循環するマーケティングの指導&アシストであります。 当社の信条は、「形は心を動かす」であります。 この「形」をFAXというメディアを活用してシンプル&ダイレクトに伝達しようとするものであります。 また、経営に関して、基本は「儲=信+者」即ち「信者化」(ファンづくり)であると考えています。 「信者化」の方策は、もちろん「コミュニケーション」であり、そのメディアがFAXである訳であります。 「頭」で考えることは自分にはハッキリと見えますが、他者には全く見えないものであります。 見えなくては「認識」→「理解」→「行動」というプロセスが進まないことになります。 ここに当社の信条「形は心を動かす」の原点があります。 さて、表題の「小売業の輪」理論を自社に取り込もうということですが、小売は常に新しい「売り方」が開発され、さらに「安く」というローコスト・オペレーティング手法が開発されて淘汰が進むというもであります。 当社は、「とっておきネット」という事業を開発いたしました。 これは、当社のお客さまで各地の卸売り業さんやメーカーさんと組んで色んな分野の「商品」を供給する「とっておきネット協力会」を組織しております。 さらに販売側として、例えば「文具ルート」「電気ルート」「手芸ルート」などという問屋がもっている「販売店」網を活用して、先ほどの「とっておきネット協力会」の商品を「上乗せ商材」として提供しようとするものであります。 情報の伝達手段は、もちろん「Faxちらし」という媒体を使ってお客様にダイレクトに「情報」を流す事でありますが、Webと連動して「とっておきネット」のホームページには「目玉商品」「お薦め商品」「定番商品」が掲載されていて「総合カタログ」の役目を果たす機能を付加しております。 例えば、「目玉商品」は「限定数」や「期間限定」などの条件があって、何回も見ていただけるように工夫しております。 「Eビジネス」は、色んな手法がありますが、当社は「儲=信+者」=「信者化」を理念としていますので、「クリック&モルタル」の世界でも常にフレッシュな「情報」「商品」を提供することで「お客さまの顔」をこちらに向いていただくようにしています。 定期的にダイレクトに届くモルタルの手法として「FAXちらし」があり、それをトリガーに「ホームページ」にクリックしていただくという設計にしております。 「信者化」=「コミュニケーション回数」と定義すれば、諦めずに定期的に「FAXちらし」という無人営業手法で、自社の「信者」になっていただけると考える次第であります。 もちろん、魅力ある商品・適切な接客が前提となりますが、当社の「とっておきネット」という新しい「ビジネス・モデル」で「小売業の輪」を自社に取り戻すお手伝いができれば幸いと思っています。 何卒、よろしくお願い申し上げます。 |
●最後に・・ひらめきを信じて 先月、日経新聞に「ゴーンさん」の記事が掲載されていました。 ゴーン流とは・・「そうすることが正しいと信じて自分を動機づけし、成果によってさらにやりがいを感じて、行動を起こし続けること」とありました。 そして、「経営は教育と同じ」であり、「人と人の関係作りが基本。 合理性の追究だけでは何事も成し遂げられない仕事です。」とくくっています。 ようやくは、「私の中の第六感で決断、人と人の関係作り基本」とあります。 彼は「いいと思う直感力を大切にして突き進むタイプ」と紹介されていて、物事のスピードUPがキーなりつつある時代ですが、日産自動車のV字回復力の原動力になっているとあります。 「直観力」と「コミュニケーション力」の2大要素の重要性を感じています。 皆さんも大いに磨きを掛けようではありませんか。 |
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