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       ** AMIニュース 2016年 2月27日 **

       メールは、弊社のお客様に送っています。 Vol.476

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1.トピックス

皆さん、こんにちは、エー・エム・アイの栩野(とちの)です。

今週は、どうにか風邪が治り一週間勤務する事ができましたが、息子が変わりに
寝込みました。

うちのような小さな企業は、一人のウエートが高いので非常に困り、改めて、
「元気」という有難さを実感しています。

お客様のところでもインフルエンザの猛威が吹き荒れて、一人治っては、一人
が倒れるという感じで困っておられます。

ただでさえ「ニッパチ」という位、稼働日数が少ない上に、労働力のダウンが
重なり売上に影響が出ています。

さて、いよいよシャープは台湾のホンハイに身売りする方向のようです。

銀行も債権保全が叶う方向との事ですが、何かしら一抹の寂しさを感じます。

「目のつけどころがシャープでしょ」とCMしていたのが、つい最近のように
思えますが、急激に変わったのですね。

「亀山モデル」と一世風靡した液晶事業が、リーマンショックや中国・韓国の
低価格路線とかぶさって凋落した訳です。

ソニー・東芝・日立がジャパンディスプレーとして存続したが、
こことの確執もシャープが機構案に乗れなかった一因と言われています。

「情けは人の為ならず」という格言がありますが、
まさに、自分にツケが戻った感がありますので、他山の石としたいものです。



閑話休題



「着想大局着手小局」という言葉もシャープが使っていた言葉です。

たしかに、例えば、「ヘルシオ」という調理器具なども独創的なアイデアで
誕生したものですが、なかなかブランドとして定着しないのがシャープ製品と
も言えるのです。

販売力と一言に片づけてしまえば身もふたもない話に終わります。

昔からシャープは独創的な製品を出して来たのです。

私が昭和48年に入社した頃、HAYACというコンピュータを作っていた
のです。

当時は、IBMは未だシステム/3という機種が中堅向けだったのですが、
殆どがバッチ処理で運用されていた時代です。

この時、HAYACはマルチ処理ができるコンピュータを打ち出し、私は、
阿倍野にあるシャープ本社を見学した事がありました。

当時は、カードなどにデータを鑽孔してリーダーを通してデータ処理するのが、
主流だったのですが、今のように端末から直接入力できるようになっていた
のを覚えています。

例えば、IBMや国産の富士通やNECの前を行くアイデアを持っていたと
言えますが、その後、コンピュータから撤退となっています。

当時、若かった私には、非常に魅力的に思えた製品構想であったのですが、
世の中で普及しなかったのは、実際のユーザーに迷惑をかけたからではないか
と推測しています。

発想がユニークでハデにPRする割には、現実のCPUの問題などがあり、
期待から程遠いパフォーマンスであったのではないかと言えます。

このギャップが顧客不満となりブランド化しなかったと言えるのです。

お客様の期待を裏切るのは、最悪の結果をもたらすのでビッグマウスも
程々にしておかねばならないと思います。

これに対して、トヨタが一人勝ちの様相を呈しています。

その強さの最大の要因は、
「1にユーザー、2にディーラー、3にメーカー」
というトヨタ理念が具現化されたからと言えます。

今も販売店の多くは地元資本が経営をしているのです。

他のメーカー系列では殆どが資本が投入されているのと好対照です。

約400ほどの販売店がメーカーの足を引っ張らないのが凄いです。

さらに、「連続改善」という言葉がありますが、
プリウスは20年を超えて進化し続けている事です。

技術を磨き続けるから売れるのか、売れるから技術が磨かれるのか、
その両方を行くのがトヨタなのだとも言えます。

’95年にプロトタイプを発表し、’97年に初代が登場した訳です。

この2年間に完成品に仕上げたとも言えます。

他の会社なら発表と同時に発売というケースもあり得ますが、
販売が先行してうまく行った試がないのです。

飛びついて買ったファンがガッカリしたら、どんな風になるのでしょうか。

この落差を考えると慎重に仕上げることが大切だと言えます。

そして、今、4代目のプリウスとアクアがハイブリッド車を独占しています。

「連続改善」にはいろんな意味があると思いますが、
一つの技術を磨き続ける事がどれだけ大切かが分かります。

この事を息子に教え込んでいます。

小さいながらもシステム事業を目指していますので、
納品を急がず、いろんな角度からテストを加えてバグを無くし切るようにして
お客様にご迷惑をかけないように心掛けています。

この「納品を急がず」が大切だと常に言っています。

「急がば回れ」とも言いますが、じっくりとした経営体質・風土を構築したい
と思っています。




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ブログ「障子を開けよ!外は広い」:今週の記事から2つ

★「目のつけどころがシャープ」だったか?
http://amiami.txt-nifty.com/blog/2016/02/post-41a8.html

★犬猫以下?
http://amiami.txt-nifty.com/blog/2016/02/post-4fe8.html

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「小さな会社のICT戦略」
http://www.web-ami.com/d_b/027.pdf

「営業マネージャー君」
http://www.web-ami.com/d_b/028.pdf

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★本日のコラム:稲盛さんの「5つの視点」・・⑤

今回は「3つの価値ポイント」という課題です。どんな商品でもメーカーは
いろんな思いを込めて作っています。しかし、メーカーが思う価値とお客様
が見る価値がマッチングしないのです。これが、大きな誤算になるのです。

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