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*********************************************************************** ** AMIニュース 2008年 3月20日 ** メールは、弊社のお客様に送っています。 Vol.59 *********************************************************************** 1.トピックス いつの間にか、大相撲の春場所が始まっていて、本日は12日目という事です。 「荒れる春場所」と呼ばれていますが、確かに、大関陣はふがいない感じで どこの社会も「新旧交代」が進まないと発展しないのですが、今場所は、 高見盛関が意外に好調なので、彼の熱烈なスポンサーは大喜びの場所になる 相撲を始め、プロ競技の厳しさは「勝ち越す」という事の重さにあります。 ゴルフは、石川選手のように高校1年生でプロ競技で優勝する、 ゴルフという競技は、直接、身体をぶつけ合うというものではないので、 石川選手がコカコーラと5億円の契約をして、20才までにマスターズ出場を ビジネスの世界でも、若い人の出現が待たれます。 政治もビジネスもスポーツも何か「大きなうねり」が始まっているような気が さて、今日の「楽笑カレンダー」には 今日の「コラム」は「ちょっとの差」です。 今回は、「5勝4敗」や「8勝7敗」の話を書いています。 またまた、長文ですが、よろしくお願いします。
2.コラム:「ちょっとの差」について(筆者:栩野 正喜) ■「ちょっとの差」 私の大恩人である福井社長は、「人生はちょっとの差だよ」と 確かに「ちょっとの差」を積重ねることが大切なのです。 私は、お客様に「ちょっとの差」を説明するのに これは、ORでは「マルコフ連鎖」と呼ぶ例題で初歩問題です。 つまり、 皆さんは、何回目だと思いますか? 実は、13回目で この時、113÷87≒1.3 になるのです。 手持ち88から87に1個減少する時も、僅かに1.1%程度なのです。 この1%の減少は、なかなか分かり辛い変化なのですが、 トヨタと日産の格差も 2倍の差がつくのは、34回目で 私がトヨタオート大阪に入社したのは、昭和48年(73年)ですから、 「たかが1%、されど1%」であり、まさに、 よく「見切る」という話がありますが、 トコトン勝負する事が重要なのです。 確かに「見切る」という言葉が存在しますが、「勝負」の話ではないのです。 「勝負」は、勝たねばならないのですが、よしんば、負けたとしても 相手にダメージを与えておけば、お客様にも印象が強く残りますから 「負けてからが営業」と言いますが、「負け方」も重要なのです。 営業の方々は、この精神が重要です。 私は「見切る」という言葉は好きではありません。
次に、よく使う例題に「5勝4敗」の話があります。 この話は、どんな世界だと思いますか? お客様に想像して頂くのですが、なかなか正解は出ないものです。 実は、「プロ野球」の世界であり、 逆に「4勝5敗」は、勝率4割4分4厘で下位2チームの成績なのです。 プロ野球は、通常3連戦を組み、同一チームと戦うのですが、 プロの戦いの物凄さが現れています。 「打率3割3分3厘」と「打率2割5分」の差も大きいです。 3打数1安打か4打数1安打かなのですが、 1試合で4打席ほどあるのですが、1打席の重みは、年収にしても さらに、ゴルフでは、4日間で72ホールの戦いをするのですが、 1ストロークは、パットが1回余計に入ったかどうかの差なのです。 ゴルフをする人はよく分かると思いますが、パーという基準があるのですが、 バーディは、パーより1ストローク少ない事を指すのですが、 すなわち、1ラウンドはパー72というコースが多いので、 僅か1ストローク差は、全体でみれば0.36%程度なのです。 ホントに、プロの世界は厳しいものがあります。 賞金総額を1億円とすると、通常、優勝は18%、2位はその半額なので、 アマチュアの戦いならば、カップか否かのゼロサムゲームになってしまいます。 ホントに「ちょっとの差」なのですが、大変な違いになります。
この「8勝7敗」は、大相撲の世界です。 実は、昔、長谷川という名関脇がいましたが、彼の成績から生まれた話です。 大相撲には、「給金を直す」と言う言葉があり「8勝」は、地位を落とさない そして、勝ち越すと昇進するので、連続して勝ち越すと必ず「関脇」になる しかし、関脇から大関に昇進するには「8勝7敗」ではダメで、 やはり、大関や横綱という地位には大きな意味が込められているのです。 千代富士関が大関・横綱と昇進するキッカケになったのは、腕力を強化して この8勝をあげられる「必勝パターン」がキーワードなのです。 長谷川関は、21場所、関脇を務めた記録が残っていますが、 しかし、大相撲で関脇に昇進するのも並大抵ではなく、 長谷川関の記録を塗り替えたのは琴光喜関なのですが、
この「必勝パターン」は、皆さんもよくご存じのプロ野球でも使われるように 阪神タイガースのJFKは有名です。 J:ジェフ・ウイリアムズ、F:藤川、K:久保田の3人の頭文字です。 先発投手が6回まで頑張れば、7回以降は、JFKの3人が1回ずつ登板して、 昔は、金田投手に代表されるように先発完投というパターンでしたが、 先発投手は、6回、100球を目標に全力投球し、7回からはリリーフ投手が 野球という9回を戦うドラマを7回で終わらせるので、面白さを半減する向きも この「必勝パターン」は、ビジネスの世界でも重要です。 私は、 すなわち、「売り手」と「買い手」の間に「物」が介在するのです。 この「物」が素晴らしいものであれば、「売り手市場」になるのですが、 やはり、「売り手」側が「商品」を伝えるしか他に方法がないのです。 ところが「イン・プリンティング」という作用がお客様の頭の中に働いて、 よくトップ営業でお客様を社長さんが訪問すると そうなんです。 貴社の営業マンは、「御用聞き」営業という状態なので、リピート受注しか こんな状態から脱出する「必勝パターン」を描く必要があるのです。 私は、Fax通信をお薦めしているのです。 既存のお客様に月1回程度で、商品を案内するのです。 たまに、「○○を3個ご購入で1個無料でプラス」という風なオファーを また、Faxで紹介した「商品」を営業マンが「あれ、見てくれました?」の この軽い「あれ、見てくれましたか?」という問い掛けがキーなのです。 「Fax通信」→「あれ、見てくれましたか?」 「軽い」というのがポイントです。 「売り手」も「買い手」も「軽い」ので、プレッシャーが少ないのです。 こんな状態から 最初の関所である「商品」という難関を突破したので、 もちろん、1回で決めるのは訪問販売の究極ですが、無理をするのではなく、 因みに、営業の3つのトークは 意外に、出来ないなのが「終止トーク」なのです。 「次のアポくらい取って来いよ」 営業管理者は「鬼」になって、 実は、この「Next アクション」を取ることが「必勝パターン」の入り口
・僅か1%の差を13回積重ねると3割の格差がつく ・営業の現場では「見切る」という言葉は現実的にはない ・「5勝4敗」はセリーグの上位2チームの勝率 ・「8勝7敗」は、名関脇の基本条件である ・「必勝パターン」
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