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*********************************************************************** ** AMIニュース 2008年 2月 2日 ** 当メールは、弊社のお客様に送っています。 Vol.50 *********************************************************************** 1.トピックス 先日、セロリー鰍ニいう女性用ユニフォーム・メーカーの春夏物の展示会に 展示会では、商品展示の他にショーもありました。 2008年春夏用の新作ユニフォームなのですが、 音楽に合わせてモデルさんたちがモデル・ウオークして下さるのですが、 8人のモデルさんが登場したという事でしたが、 そして、ショーが終わると自然と軽やかに歩いている自分に驚きました。 さて、今日の「楽笑カレンダー」には 私は、乗せられやすい性格なので、楽笑さんの言葉のように 今日の「コラム」は「青木さんの話」です。 またまた、長文ですが、よろしくお願いします。
2.コラム:「青木さんの話」について(筆者:栩野 正喜) ■「青木さんの話」 1月23日(水)、大阪府中小企業青年中央会の「新春セミナー」に このセミナーの目玉は、あの有名な人工衛星「まいど1号」プロジェクトの 青木社長は、「中小企業の社長がマイクを持つようになるとアカン」と 青木社長のところは、万博景気の頃、昭和45年当時、まだ、10数人の その頃は、「ヨコ持ち」という制度があって、誰かが大手企業の設計図を しかし、青木さんは、親の会社に入社して10数年経っており、 そこで、一念発起してダイキンの工場に飛び込んだそうです。 約束もとらずに訪問したので、守衛さんがガードする訳です。 何度も何度も「注文が欲しい」という青木さんの声に押された形で、 その設計図のパーツは、青木さんの工場設備だけでは「ムリ」なので、 品質的には、何とか合格が出たのだそうですが、 そんな風にして、ダイキンという大きな企業に入り込んだとの事です。
その後、ダイキンはトヨタ方式を導入する事になったのですが、 その時に来た先生が、青木さんの顔を見て ポカンとしている青木さんの様子を見た先生は、自分で「儲け」を書いて、 一方的に押し付けられると構えていた青木さんは、一挙に、気持ちが緩んだ 「信じ合う」という言葉が「腑に落ちた」のです。 そして、その先生は、儲けるために魂を入れると言って、 結構、ビシビシと指摘されたとの事ですが、 この「信じ合う」という事は、非常に重要であり、 社長であれ、幹部社員であれ、自分より下の者に対して、 ちょっと耳が痛い人が多いと思います。
こんな風に、ダイキンさんとの直取引が始まったそうですが、 10数年前に、青木さんの会社は30名を超えるようになっていて、 ジェット旅客機の部品は100万点を超えるそうですが、 ISOという基準をご存じと思いますが、ボーイング社と取引するには、 この時、大手企業と青木さん工場の2社を調査されたのですが、 ボーイング社の調査団に通訳する日系3世の方がおられて、 もちろん、社員さんも同じなのです。 一般の通訳を介して会話すると、ペースが狂ってしまい青木さんも社員さんも ある時、青木さんは、その通訳の社員さんに合格の訳を聞いたそうです。 その答えが「社員さんの目が輝いていた」という事だったそうです。 こうして、ボーイング社の認定工場になって経営が安定して来たのです。
青木さんの会社は、お蔭で経営が安定して来たのですが、 ドンドン廃業する工場が出来て、街がゴースト化し始めるのです。 人が減るという事は、技術の伝承という危機もあるが、 当時、東大阪という町は、きたなくて、ぶっそうな町になっていて、 町に住む人も「大阪の東の方に住んでいる」と答えて、 こんな時に、先輩から「町おこし」のリーダーに担ぎ出されたそうです。 「飛行機」から「ロケット」そして「人工衛星」と転々としたのですが、 あの有名な「まいど1号」は、このような背景があって、 国の助成もあって、マスコミに取り上げられて、ドンドン東大阪の評判が すると全国から「仕事」や「人」が来るようになったとの事です。 「なんとかせなアカン」から生まれた「人工衛星」という「夢」を通して、 もちろん、「夢」だけでは「人」+「夢」=「儚」に終わるのですが、 青木さんは、技術の伝承という面でも「若い人」が来るようになって、 この「まいど1号」は、2008年後半に打ち上げられる予定との事です。 ご成功をお祈りしたいですね。 注)いつもの楽笑さんの言葉、
お話の中で、青木さんは 私は、この言葉を聞いて、咄嗟に「壁突破力」を思い浮かべました。 12月8日号で「パワフル化3段階」をご紹介していますが、 この3)「壁突破スキル」を思い浮かべたのです。 この「スキル」と「力」の違いなのです。 青木さんの言葉で、ハッと なるほど、現場で戦っておられる青木社長の言葉には重みも深みもある 一般に、「ものづくり」の世界では 「知識」があって「技術」もあるのだが、 私は、青木さんの「感性」は、この仕上げに必要な「技能」を指すと 「細部に神宿る」という言葉がありますが、 青木さんの「壁」には、現場の技能という「ドロ臭い」部分があって、 この日常の「ドロ臭い」を通して積み重ねた経験が「ピカっ!」と光輝くのは 安易に「スキル」と「モデル」とかカタカナで表現して、
最後に、ある本を朗読されました。 ある所に居酒屋があるのですが、その居酒屋には、一流企業の社員も 若い人たちは、うち融けてワイワイと会話するようになるのですが、 一流企業の社員は名刺を出して名乗るそうですが、地元企業の社員は この「ちょっと・・」という言葉で、女性は察しするのだそうです。 ところが、ある青年は堂々と「○○工務店」と名乗ったそうです。 その青年は この「自分が一番と思っている」という青年の輝きは想像できるでしょうか? 素晴らしいですね。 この恋の顛末は別にして、男の私も惚れますね。 「鏡の法則」と言いますが、社長、自ら「自社が一番」と誇りに思っている 社員さんの不足ごとばかりボヤイていませんか? こんな素晴らしい青年がいても「朱に交われば赤くなる」ですよね。 社長さん、幹部社員の皆さん、社長や同僚、部下の方々を誇りに思うように 上層部自ら「こんな会社・・」では、明日はありませんよね? まずトップから「自慢」するようにしましょう! この話を朗読される時に、度々、青木さんは胸を詰まらせておられました。 青木さんは、この本に出会って10数年と話されておられましたが、 つたない私の文書ですが、何度も味わって頂ければ幸いです。
・儲けは信じ合う者同志から生まれる ・「儲ける」という共通の目標を持って、「トヨタ方式」と手段で ・それを実現させる「技術」という「裏づけ」がある「夢」が重要。 ・「感性は、壁にぶつかった回数だ」 ・「ドロ臭い」の積み重ねから「1000分の何ミリ」の「ピカッ!」が生まれる ・「自分が一番と思っている」という青年の誇らしげな輝き
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