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** AMIニュース 2007年11月月19日 **
メールは、弊社のお客様に送っています。 Vol.37
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1.トピックス
昨日は、大阪も木枯らし1号が吹いて、少し寒く感じました。
ゴルフの練習に行ったのですが、サイドからの風に流されそうで、
ドロー・ボールを打とうと頑張りました。
少しは上手くなったかも知れません。
今日は、朝から晴天で、事務所はポカポカとしています。
「小春日和」は、旧暦の10月頃の表現で、今頃から12月中旬くらいの
晴天を表現するようです。
朝晩は、グッと冷え込む感じがしますが、昼間は、晴れていると
20度くらいでもポカポカします。
まさに「小春日和」ですね。
さて、上場企業の中間決算が発表されて「増収増益」のようですが、
原油・食料・株価などの不安要素で先行きは厳しいとの事です。
サブプライム・ローンの破綻は、日本の金融機関を直撃するかも
知れないのです。
竹村健一さんは「金融」と主張していますが、
日本企業が個別に金融をするのではなく、
まとまってするとオイル・マネーみたいに影響力が出て、
自分の都合で操作できるようになるのではないかと思います。
何でもスケール・メリットですね。
☆今日の楽笑カレンダー
さて、いつもの楽笑カレンダーには、
「花よりも 花を咲かせる土となれ 笑ろてなはれや〜」
とあります。
http://www.rakusho.co.jp/
誰でもスターになって輝きたいものですが、縁の下の力持ちがいて
スターがせり上がることができるものです。
禅の言葉、「随所為主 立処皆真」と同じような意味合いですね。
☆「明るいビジネスネット」に掲載
https://www.akaruibn.com/presentop.jsp
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2.コラム:「向日性」について(筆者:栩野 正喜)
■「向日性」について
「天地自然の理」という言葉があり、
古くは、二宮尊徳翁も使われています。
この古くから使われている「天地自然の理」は、
何事も大自然の法則に照らし合わせて判断するのが良い
という事が骨格になっているようです。
この「天地自然の理」の中に、
「向日性の原則」
と言うものがあります。
特に、顕著なのは植物なのですが、
植物は、太陽の陽が差し込む方向に向かって成長する
という大原則なのです。
この原則を人間に当てはめると
若干、難しい面が出て来るのです。
それは、人によって好みや気分によって違うからです。
特に、気分に左右されやすく、
日頃は、明るい活発なことが好むタイプでも、
気分によって、明るいことがうるさく感じるのです。
しかし、その大半は、やはり大原則に従っているのです。
■「記憶に残る長嶋、記録に残る王」
私たちの年代では、
「記憶に残る長嶋、記録に残る王」
と言われたことがありました。
どちらも常勝時代の巨人軍の中核バッターです。
2人の選手としての数字を見ると「世界の王」と言われるように、
ホームラン数などは、圧倒的に王選手の方が上なのです。
しかし、人気という面では、この数字に関係なく、
圧倒的に長嶋さんの方が高いのです。
この現象を
「記憶に残る長嶋、記録に残る王」
と表現したのです。
「記憶に残る」という事は、
試合というドラマのクライマックスで主役の働きをした
という点も見逃せないのです。
いわゆる「勝負強い」ということなのです。
確かに、「勝負強い」と人気が出るのですが、
長嶋さんの突出した「人気」という要素を考えてみると、
★「勝負強さ」、「意外性」、「派手なパフォーマンス」
の3要素が揃っている点が凄いのです。
確かに、「勝負」という面では、
王さんのホームランは、試合の趨勢が決まった後のダメ押しのような
場面が多かったのです。
勝負を分けるシーンでは、
長嶋さんの活躍
が目立ったのです。
その他に、独特の表現術、
「いわゆる〜、その〜、一つの〜・・」という語り口調や、
意外な英単語の使用も「魅力」でありました。
また、三振するにしても派手なパフォーマンスがあって、
強烈な印象を与えてくれました。
これらの要素に加えて、
顔から来る印象でも、王選手は肩苦しい印象があるのですが、
長嶋さんには、口調も手伝って「明るさ」があるのです。
この「勝負強さ」、「意外性」、「派手なパフォーマンス」などの特性は
長嶋さん独特のものです。
中畑選手などもマネたようなのですが、3拍子揃わないのです。
■「意外性」&「面白い」
このように、長嶋さんの素晴らしさは
★「勝負強さ」、「意外性」、「派手なパフォーマンス」
の3拍子が揃っていることなのですが、
我々、凡人が心得るべき点を学ぶ必要があります。
私は、「意外性」&「面白い」という要素に着目して、
俳優の西田敏行さん
がモデルと考えています。
西田さんは、言うまでもなくマルチ・タレントで
いろんな才能をお持ちですが、ある一点を除くと普通の芸人さん
かも知れないのです。
西田さんは、「つりバカ日誌」などの映画で人気がありますが、
彼の先天的な要素である「顔つき」や「スタイル」という面では、
凡そ、人気が出ると思えないのですが、
彼は「意外性」という面を発揮して、結構、「面白い」という面
で突出しているのです。
この「意外性」&「面白い」が重要なのです。
高橋英樹さんなどの2枚目スターがTV番組に出演して、
意外性を発揮しようとされていますが、
西田さんは、本芸で意外性を発揮されているのです。
西田さんは、最近、CMにも出ておられますが、
通常の俳優さんのように、語るだけではインパクトが弱いので、
「裸踊り」をいれてCM界の脱常識的な「面白さ」
を加えています。
おそらく、「裸踊り」を省くと平凡なCMに終っていると思うのです。
■「実践のコツ」
このように、「意外性」&「面白い」が良いのですが、
「じゃ、どのように、実践すれば良いのか?」
という点が課題になります。
ある時、「オール電化」関連の話ですが、
「IH料理教室」に主婦8名集めて、3件受注した
という事例があります。
この成功要因が「意外性」&「面白い」だったのです。
お客様の「IH料理教室」が終った後、試食会の前に
★ホテルのシェフのような格好をして現れて、
★「僕が皆さんに特別料理を作って、ご馳走します」
と言って、一度、うやうやしく冷蔵庫の中を見渡して、
★たまご焼き
を作った営業マンがいたのです。
これは、大喝采だったそうです。
そうですよね。
「IH料理教室」に来ている主婦相手に、
自分が主婦以上の料理をつくるのも良いかも知れませんが、
「さぁ、つくるぞー!」
と思わせる一流ホテルのシェフの井出達から出た
「たまご焼き」
って、凄い「オチ」と思いませんか?
これで、オープン・マインドになって、楽しい懇談があって、
3件受注できた
という事でした。
普通は、ゼロ件に終るケースが多いのです。
彼の「意外性」&「面白い」は、今も発揮されています。
■「楽しい・楽しい・・」
実は、私は何も芸のない、どちらかと言う「くそまじめ」な感じです。
親に感謝するのは、
「福顔」
に産んでくれた事です。
今、58才ですが、ずっと若く見えるようです。
こんな私が、経営コンサルタントという商売でやっていけるのは、
マイ・ブームとなっているコツがあるのです。
それは、いつも「くそまじめ」に仕事しているのですが、
ある時、古いお付き合いのキョーラクの辻専務から電話があったのですが、
この時、あるお客様への資料を書いている途中だったので、
電話の会話が弾まなかったのです。
辻専務は、
「栩野さんとこは、前澤さんだけが合格や!」
と叱って下さったのです。
理由は、
「電話応対のトーンが低い!」
という事だったのです。
「とちのでーす!」
と語尾を上げるようにしなさい
と教えてくださったのです。
私にも言い分があったのですが、
「腑に落ちた」
状態だったので、
「これからは、何でも、やる限りは楽しくやろう」
と決心したのです。
もちろん、語尾をあげるように心掛けました。
さらに、「何でも楽しくやるぞ!」と決めたのです。
気分が乗らない時もあるのですが、
「楽しい・・楽しい・・」
と暗示のように気合をかけていると、
徐々に、「楽しい」が自分に乗り移り、
暗示にかけたような状態になるのです。
そして、不思議なのですが
「面白い」という興味に変わってくるのです。
「楽しい」から「面白い」状態へシフトすると
ホントに集中力が働いて、
アッという間に終る感じになるのです。
これは「会話」も同じなのです。
「楽しい・・楽しい・・」を心掛けると
自然と表情も明るくなり、
相手の反応にも「笑い」というリアクションが可能になり、
ドンドン、関係がよくなって行くのです。
ある方は「笑い」がキーポイントで、双方に、「笑い」が出て来ると
自然と「財布」も笑って口を開けてくれると教えて下さいました。
「楽しい・楽しい・・」という暗示を試して下さい。
きっと、よくなるように思います。
■まとめ
・「天地自然の理」、「向日性の原則」
・「記憶に残る長嶋、記録に残る王」
・「意外性」&「面白い」
・「楽しい・・楽しい・・」という暗示
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