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*********************************************************************** ** AMIニュース 2007年 5月30日 ** 当メールは、弊社のお客様に送っています。 *********************************************************************** 1.トピックス 今日の大阪は、朝から雷雨という事です。 皆さんのところは、どうでしょうか? さて、ある会社様のことを事例としてご紹介します。 「失われた10年」という言葉があるように、どちらの企業もバブル以降、 その関係の会社様なのですが、当初は、 この背景には、いろんな要素が隠れているのですが、 次のコラムで「5ゲン主義」をご紹介しますが、 まず、大命題をパッケージ・ソフトで解決しようとされている点に大きな 独自性の高い企業が既製品に合わせるというレベルになることです。 「文化」というものは、自分たちで編み出して行くものなのです。 なにか「魂」を売ったという感じがするのです。
私は、このお客様の選択に「神の声」としてアドバイスできないのが、 直接、コンサル契約を結んだという状況ではなく、ソフト会社さんと ちょっと、うっとうしい日に「うっとうしい」話を書きましたが、 書き終わったら、面白いですね、丁度、晴れて来ました。 何か不思議な感じがしています。 =================================== 2.コラム:「5ゲン主義」について(筆者:栩野 正喜) ☆「5ゲン主義」 改善を勉強するとすぐに学ぶものの一つに「5ゲン主義」があります。 これは、 「5ゲン主義」の一番の格言は 問題が発生した時に、事務所にいる者たちが「こうである筈」と言う こんな状況の戒めとして「3分で決まらない議論はやめて、現場へ行け」 これに良く似たことでは、 稚拙でも良いのです、「事実」を報告することが大切なのです。 この「事実」を見ないで立場で報告を考えるので、おかしくなるのです。
私の経験なのですが、トヨタ改善チームの直接指導で「新車整備工場」を もう20年ほど前の話なのですが、当時の「新車整備工場」には 「10分タクト」でメインラインを計画したのですが、 JIT方式の特長は、後工程の作業者が前工程の製品を引き取る 押し込まないように作業分担を見直したりして、ようやく、ライン生産らしく 先生は「ピーンと張ることがベストなのだ」とおっしゃり、各作業者の指導を
作業している人たちも意識が高まっていて、各自が感じていることを話して ラインの外から観察する側とラインの中で作業する人たちの意見交換は、結構 「標準作業」を決めて、10分タクトで繰り返すのですが、確かに、実践する ホントに最初は「やらされ」という感じで「ぎこちない」ものでしたが、
「5ゲン主義」のうち、原理・原則という事柄があります。 何事も「原理・原則」に従わないとうまく展開しないのです。 先程の「ラインが緩んでいる」という先生の指摘がないと これは、誰しも経験のある話と思います。 「ともかく、結果が出るようになったので、もう、これでいいや!」という やっと、うまく行き始めたことに満足してしまう事です。 これは、内部の方たちで始めたプロジェクトで成功した方のケースです。 どうしても「もう、これでいいや!」になりがちです。
「ラインが緩んでいる」という神様の声を伝えるのです。 神様の声ですから、現場の方たちも「腑に落ちる」のです。
そのタイミングを失したら「こんなもの」になってしまうのです。
プロとして「神様の声」をお伝えして、うまく展開した時の充実感が、
「5ゲン主義」から脱線したと思われるかも知れませんが、 「切に生きる」は、浅学ですが私流にご紹介しますと、 道元禅師は、正治2年(1200年)正月2日生まれで、 この道元禅師に弟子のお坊さんが 禅師は、「教えはするが、その前に、まず、自分で考えよ」 弟子は一晩考えて、 道元禅師は しかし、弟子は、また、一晩考えて 道元禅師は 弟子は「志」を聞いて喜んで欣喜雀躍(きんきじゃくやく)として帰ったが、 道元禅師は
実は、一度、弟子が「欣喜雀躍」とする回答を得たという段階が、実は、 「志」というだけでは「生き方」に発展しないのです。 真の「志」や「生き方」というレベルに引き上げるのが外部コンサルタントの
しかし、真の意味で「定着」しないとその「実」は「虚」になってしまう 「ラインが緩んでいる」と言う「神の声」が「虚」になりかけた改善を
「切に生きる」は、「原理・原則」(志や生き方:ラインがピーンと張る) この状態になれば、ドンドン、自力でレベルUPして行くものであります。 だから、「強く生きる」ようになるのです。 私は、トヨタの素晴らしさは、この辺にもあると考えています。
業務改善のコンサルタントとして、ほんとにうれしくて こんな瞬間があると低い鼻ですが、少し高くなっているのです。 でも、コツコツ・ジワジワ・イキイキ・タンタンという生き方が私たちの 瞬間の高い鼻は、おいしいビールで消すようにしています。 これからも「神の声」を伝えられるように精進して行きたいと思っています。
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