<月刊AMI>2004年3月号 Vol.33 ■△▽●○□

1.最近感じること・・マイナスで考える


一般に「プラス思考」が叫ばれていますが、ケースによっては「マイナス思考」の方がよい場合があります。このように、時によっては、同一人物がこれらを使い分ける必要があるのです。

例えば、営業関係の方は、一般的に「プラス思考」がよいと言われていますが、実績を意識するときは「マイナス思考」で考えることも重要になります。見込み案件をリストアップして月末予測や来月、来々月の実績を予測する訳ですが、この時に、「プラス思考」だと結果が不足することになりがちです。これなどは「マイナス思考」の方がギャップを早期に認識できて、対応策を準備しやすくなります。

この他、ちょっとクレームっぽい「接客」にも「マイナス思考」で最悪のシナリオを想定しながら応対するのも重要なコツですね。このように、「プラス思考」ばかりでなく「マイナス思考」も重要な場合があり、時に応じて切り分ける必要があります。

2.ちょっと役に立つヒント!・・テコの原理

昨年9月から当社が主催で「百匹目の猿の会・元気塾」を船井総研・村上先生らと開催しています。この会は、月に1回、例会を行い、毎回「船井流経営法」の格言を勉強しています。この会報として「メルマガ」を発行しています。これが、最初は「会報」だけだったのですが、ある方の発案で「予告」を出すようになり月2回発行化しました。今度は、ついには「号外」として、会員・読者の意見を流す企画となり週1回発行までにヒートアップ。

この現象をみていると、本当に「百匹目の猿現象」が始まっているなと感じます。タイトルの「テコの原理」は、物理の「テコ」のように多くの人の力を拝借して「大きなパワー」を生み出す現象を指します。大きな質量のモノを一人のパワーで動かすには、「時間」も「金」も相当つぎ込まねばなりません。本当に一人ってものは、案外、思うほど「力」を発揮できないものです。

しかし、「テコ」のように多くの人の「力」を結集したら、どんな大きな質量のモノでも動かせるようになるというものです。「数」は「パワー」と言えます。やはり、いろんな方の協力を得て、それぞれのDNAをフル活用すれば、「シナジー効果」が出て魅力あふれるものになっていくものです。

この「百匹目の猿の会・元気塾」は、参加の皆様方の協力があって徐々に拡大しています。当方は、主催者として、広報活動にパワーを発揮して、メルマガを「例会」と同期化した「メルマガ」から、読者と同期化した2Way化を図り、ますます、パワフルなものに仕上げたいと思います。真の「百匹目の猿現象」が起こるように期待したいと思います。

3.さいごに・・動画サービス

いよいよ3月になり「春」を実感するようになって来ました。「梅」から「桜」へと春の行事が移って行きます。景気の動向は、まだまだ不安定ですが、川下企業においても新しい「芽」が育ち始めています。

当方でも、時代の流れに適合するサービスとして「動画」の編集サービスを開始いたします。以前から編集技術を持っていたのですが、インフラとしての「高速回線」普及がいま一つだったのとパソコン処理速度が不足気味という事情などを考えて積極的なチャレンジをしていませんでした。このような環境が整備されつつあると判断して、再度、チャレンジいたします。

主なサービスは、ホームページで「3分間、マンスリー・メッセージ」というコラムを4月から立ち上げたいと思い準備中です。ご期待ください。
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