<月刊AMI>2003年3月号 Vol.22 ■△▽●○□

1.最近感じること・・「3月危機」を乗り越えて


「イラク戦争」や「デフレ圧力」で「株価」が世界同時「安」という状況で推移した1ヶ月であったが、何とか、4月を迎えることができました。

金融機関の状況を見ても、自己保身に終始するのが精一杯であったように、すべからく「防御」の姿勢に徹したように「守る」という難関に直面しました。確かに、新しいことにチャレンジしようとしても「成功」の確率が1年前に比べて5分の1程度に落ちたと言えます。政府は「インフレ目標」などと言っていますが、マクドナルドなどのプレミアム・マック(290円:静岡限定販売)の登場などの動きも出ていますが、本当に功を奏するか疑問であります。静岡でプレミアム・マックを食べる機会がありましたが、私のような味覚音痴では、サラダ・ドレッシングの味が濃厚に過ぎずと言った感じである。まだ「照り焼きバーガー」の方が味覚では勝っていると思います。

350円の物が東京などで販売されるそうですが、59円との価格差を明確に訴求できるか否か疑問に思います。「革新」的な差異化ポイントがない限り価格をUPさせるのは難しいと思います。こんな状況下で「インフレ」に持ち込むには戦争のような浪費しかないのでは、悲しい現実ですね。ともかく、身近なところでは「断る営業」というポジションに早く到達できるようにしたいと願望しています。

2.ちょっと役に立つヒント!・・「コミュニケーション」

日常のビジネスや生活の各シーンで、色んな人と出会い、コミュニケーションを上手に進める必要があります。その最初は、自分の事を正しく理解される事から始まります。当社は、8年間、お客様と接してきて、コミュニケーションの上手な人の特長から「コミュニケーションのコツ」を

1. 第1印象・・最初の3秒間で大勢が決まるので「やぁ○○さん・・」で歓迎。
2. 「つかみ」・・よいスタートが切れても相手との距離を詰める会話(約3分)。
3. 「おち」・・「3大話法」:本題に入る「切り出し」、相手に応える「応酬」、次につなげる「終止」の話法でNEXTを決る。
4. 「感謝」・・「おち」を導くには「応酬話法」の中に「ありがとう」の言葉を多用する。
5. 「つなぎ」・・NEXTが決まれば商談のサークルは回るが「お礼」と「中間報告」で「つなぐ」。
とルール化しています。
米国のコミュニケーション学では、相手を理解する3要素は
1. 「言葉」は7%程度
2. 「好感度」は全体の48%程度
3. 「ビジュアル」は45%程度

と言われています。この事からも「第1印象」と「つかみ」が重要である事が分かります。つねに、「プラス・イメージ法」で自分の精神エネルギーを高めて、「歓迎」のシチュエーションで良好な「オープン・マインド」の環境をつくり、その後、有利な関係で「ソリューション」を訴求して行くことが「コツ」であると言えます。そして、最後の「つなぎ」は、99%の人が実行しないのでより有効なコツであります。FAXでもメールでハガキでも、お互いに時間の負担がない方法で実行するのが「コツ」であります。

3.さいごに・・「明日は我が身」

先月、社用車のカーナビの盗難に会いました。車上荒しのニュースをよく耳にしていましたが、郊外や他府県の話と思っていましたが、まさかという事でありました。よく「平和ボケ」と言いますが、治安の良さにつかり切っていました。盗難は日曜日の朝8時半ごろに近所の方から警察に「119」通報があったという事です。大阪の市街地で、比較的人の目」のある場所なので、本当に「まさか」と思っていました。「油断」ですね。社用車は、賃貸の駐車場に置いてあり、屋根もなくオープンな所であります。被害は、カーナビが約9万円、喋楽というハンズフリー装置が約1万円、そして、キーの修理が約1万5千円という事です。車両保険が免責5万円なので、保険を使用すると来年以降の料率UPで損になるとの事であります。本当に、10万円強の損です。修理工場の方の話では、車中にたとえ「10円」でも目につく場所に置いておくと「車上荒し」に会うそうです。車内に小銭を置いている方も多いと思いますが、わずかの金を盗まれて大枚の修理代が必要になるので絶対にやめましょう。