月刊AMI 1月号 Vol.7 ■△▽●○□ 2002

新年あけましておめでとうございます
筆者は、昭和24年7月生まれなので、現在満52歳であります。また、会社は創立が平成7年7月3日なので満6年であります。 ともかく、無事に年を越せたことに感謝しています。 これも偏に皆様方のご支援の賜物と感謝申し上げます。 今後とも、よろしくお願い申し上げます。

さて、最近感じることは、「集中するエネルギー」の大きさが不可能を可能にするという事であります。 経済は、相変わらず低迷していて一般的には「閉塞」感が強まっています。

 これから3月末に向かって「闇」が濃くなって行きそうであります。 「聖域なき改革」の一端に銀行の不良債権問題があります。 青木建設で起こったことが、次々に起こりそうであります。 「連鎖倒産」の危機が大きくなっています。

のっけから「危機」の話では耳にタコかも知れませんが、その危機を乗り切る秘策として「集中するエネルギー」の効果をお伝えしたい訳であります。 今、全社員が一緒になって「集中」できる事柄を発見することが大切であります。

 経営者としては、一発に解決できる大掛かりな仕掛に目を向けたくなりますが、そこをガマンして全員で「汗」をかけば実行できる商売に集中することであります。 したがって、そんなに難しいことを選択する必要はありません。

 当社は、「とっておきネット」を企画運営していますが、ロープライスの商品を取り上げ、「ちらし」化した上で販売店さんに実際展開をお願いしています。

 先月、これに集中した企業は、「とっておきネット」の販売が伸びただけに留まらずに、全体の売上も伸ばしておられる事実であります。 


今時ですが「選択と集中」という言葉を痛感するものであります。 今年もAMI流を磨いて皆様のご希望に応える体制を作って行きたいと思っています。



当社のNewIT技術「Vチャット」の魅力
「IT時代」と叫ばれて久しいものですが、最近は、いろんなIT技術が身近になっています。 

「カー・ナビ」は自動車の世界ですが、「GPS携帯電話」となってサービスされています。 

デートの待ち合わせでなかなか発見できない場合も、自分の居場所をナビ画面で地図を示すことができるという便利な機能であります。 

このように、ドンドンIT技術が身近になっています。 その一環として、当社は「Vチャット」というTV会議システムを導入いたしました。 これは、インターネットを活用してローコストにTV会議が実践できるソフト・システムであります。

従来なら、導入するのに莫大な投資とランニング・コストが必要でありましたが、高速な通信回線の普及を利用してインターネットを活用するもので、装置は2万円程度でランニング・コストが月額800円というものであります。 

BIGLOBEなどのプロバイザーに新規に加入する時には、薦められる商品とのことです。


ともかく、当社は、大阪本社と名古屋支店の通信手段として活用する目的で導入しています。

 この1月から、服部君が名古屋に常駐して名古屋支店の経営に当たりますが、大阪のお客様へのサービス力低下を防止する為に奥君が営業サポートすることになりました。

 社用車にカーナビをつけて不案内な大阪の街を走り回ってくれています。 この奥君とのコミュニケーション手段として「Vチャット」を活用しています。

 フェースToフェースの会話で、資料もビジュアルで示しながら会議できるメリットは、少々の不便を補ってくれて余りあるようです。 また、毎週月曜日の朝に行っている営業会議にも、当初は、1泊して参加するという計画でしたが、TV会議ですますようにしています。


バーチャルなので、同じコーヒーを飲む訳にいきませんが、情報を共有化する手段として重宝しています。ビジネスの基本は、「報告・連絡・相談」でありますが、TV会議システムはこの重要な機能をローコストに解決してくれています。 

今後は、さらに発展させてお客様との3元中継や、課金システムを活用してバーチャル・コンサルティングにも発展させて行きたいと思っています。 バーチャルですがフェースToフェースの重要な機能をカバーする「Vチャット」は、当社にとってまったく「JIT」の発売タイミングであったと思っています。 


「運」のよさを誇るのは、科学的ではありませんが、この厳しい時代を「IT技術」を武器にして乗り切れることに感謝しています。



さいごに・・「蛻変」
「蛻変」という言葉は、船井先生もよく使われるのでご存じの方も多いと思います。 

 虫がさなぎから脱皮して成虫になることを指し、さなぎの姿からは想像できない「成虫」の姿に変身することを言っています。 「言うは安し・・・」であります。

 実際、「蛻変」するには多大なリスクを伴うのが普通なので、なかなか、投資という意味で実行する事が難しいものであります。

しかしながら、「生成発展」し続けることが「天地自然の理」とするならば、リスクに負ける訳には行きません。 今の時代では、停滞することは、すなわち、縮小するという現実の問題に直面することになります。

縮小」という意味は、内部の摩擦が増大することであります。 換言すれば、人間関係が悪化してストレスが大きな企業組織になってしまいます。 その結果、ますます、悪化することになります。

このように「停滞」してもマイナスのリスクが発生するならば、前向きに攻めて「蛻変」への投資を行ない「夢」実現に向けて社内パワーを結集することの方を選びたいものであります。 組織でも個人でもこのリスクは同じであります。

 バブル時代までは、経済が上昇して、少々のなまけものも恩恵を授かったものであるが、今、衰退化経済では、今日の汗はビールを旨くするというばかりでは回避できない懐の浅さがあります。


 「蛻変」・・皆さんも今年の「蛻変」ポイントをつかまえて、着実に実行していただきたいと存じます。

3/3