<月刊AMI>2025年9月号 Vol.288 ■△▽●○□


1.「この指、とーまれ!」

右掲はサラリーマン時代のQCサークル用イラスト・カット集にあったものです。

「この指、とーまれ!」と叫んでも無視されています。

問題は「この指」と本人の「人徳」

中小企業の場合、下から上はよく見えているので、
突然、何かを言い出してもスルーされるケースが多いのです。

「また、言っている」と内心ではつぶやきながら、
聞いたフリして流しているのです。

例えば、「食事に行こう」と言っても割り勘では時代的にスルーされ、
会社の経費か自腹を覚悟して言い出すなら
場所によっては寄ってくる場合もあります。

仕事でも同じです。

どこかで聞きかじった話をされると
中身がないので「またか」になります。

右掲は弊社のメルマガ「AMIニュース」(2025年8月9日)の記事にある「指揮官の素質」と船井流の「到達系」。

やはり、3と4がポイントで
山本五十六語録の「やってみせ・・」の名言につながります。

つまり、「この指」を自分の言葉にして話す必要があり、
まず、身近なところで試してみて手応えを話す
と「手応え」に期待感が湧くのです。

その為には「とりあえず」の着手点を決めて、
「やってみせ」を行なえば、自身も成功体験で2度3度と続くのです。

故船井先生は「3回安定10回固定の法則」と話されましたが、
3回成功すると「できた、できた、また、できた」と流れと勢いが出るのです。

この「フロー」の勢いで全体を巻き込むと「ゾーン」となり
到達系として定着して目標へ向かい始めるのです。

ホンマ、秀吉の「鳴かぬなら、鳴かしてみせよう」という気構えが重要ですね。



2.最後に
今年の暑さは異常ですね。
太平洋高気圧の勢力が強くて暑いとの事ですが、
暦には「処暑」(8月23日)があり、少し暑さが収まる方向に向かうとのことです。
確かに、猛暑日でも陽の傾きで真昼でも日陰が出来て、少し風は吹きます。
今月は彼岸が来ますので、日陰も長くなり始めると思います。



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