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<月刊AMI>2024年12月号 Vol.279 ■△▽●○□


1.「ギリハピ」について

今年も押し詰まって12月になりました。

75才になり、毎日が元気に過ごせている事に感謝するようになりました。

最近、知ったのですが、
若い人の間でギリギリハッピーという歌が流行っているとの事。

「KOMOREBI」がTikTokなどで「Giri Giri」という曲名で
歌とダンスでバズっているそうです。

世界中で10億回以上の再生とのことですが、
私のような高齢者向けのメディアには出ていません。

歌やダンスの他に
「ギリギリでも何かあるってハッピーじゃね?」
の「何かある」にも共感しているようです。

私は結婚する時(‘77年)に母から
「給料前にチキンラーメンで過ごしても借金するな」
と言われた事を思い出しました。

「何かある」ってハッピーな事。

私の地域では年金世代が多く、年金支給日にはATMに長蛇しています。

「ギリハピ」って短縮するそうですが、
高齢者にとって年金支給日も「ギリハピ」の一つ。

「キョウイク」と「キョウヨウ」が高齢者の大きな課題。

「教育」ではなく「今日行く所」
「教養」ではなく「今日の用事」

私はお蔭様で働いているので
毎日、行きつけの喫茶店でモーニングから始まり、
ほぼ毎日(土日も)事務所に出ています。

しかし、息子が頑張るようになって私の仕事が少なくなり
「独り言川柳」や「ブログ」・「メルマガ」なども
用事となっています。

「サイクリック」と言えば「聞こえ」が良いが、
実態は、毎日、ほぼワンパターンで町内の狭いエリアで過ごしています。

単調ですが「行く所」と「用事」を満たせられるのは
それでも、やっぱり「ギリハピ」と感謝しています。

2.最後に
「ギリハピ」は禅語では「知足」に当たるかも知れません。
つまり、「足りるを知る」という心の余裕。
現代社会は「物欲」が強くなっており、
例えば、iPhoneの発売日に徹夜して並び「転売」する方がいる程です。
しかし、型落ちと言うか同じiPhoneでも一つ前の機種なら「1円」で23カ月使えるとの事。
私はアンドロイドの2万円台のスマホで充分に間に合っています。
ホンマ、「ギリハピ」の世界。


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