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<月刊AMI>2024年10月号 Vol.277 ■△▽●○□


1.名語録に学ぶ

右掲は弊社がFax一斉通信で使用している日本テレネットの
Biz通信8月号にあったものです。

徳川家康が「小器用な者ほど、大きな知恵を持たない」と言ったそうです。

「小器用」を辞書で調べると
1 なんでも一応はじょうずにできるさま。小手先がきくさま。「--な文章を書く」
2 少しばかり目先がきくさま。「--に立ち回る」
とありました。

一般的に「できる人」と言われる方は、
その道だけではなく、他のことなども「一応、上手にこなす」
と言われています。

また、「逆も真なり」で「大きな知恵を持っても小器用が出来なければ無意味」となります。

つまり「大きな知恵」は頭デッカチな方に多く
それをを実行できるように要素分解して、出来る要素から着実に進めること
すなわち「着眼大局、着手小局」ということが大切です。

例えば、先代社長は「船底から浸水しながら進めているようだ」とおっしゃったとの事、
今から思えば「低粗利率」だけではなく「運賃」や「人件費」を加味すると赤字(浸水)
ということだったかも知れません。

当時の事情は分かりませんが、
皆さまは一生懸命に働いておられ「小器用」にされていたのですが、
その「小器用」を改める方策を示されなかったと聞いています。

しかし、今は「小器用」を粗利率重視と指針を示し、
皆様が立派に実践されていますので、
浸水が止まり船が喫水線を守ってスピーディに動くようになっている状態です。

「小器用」という表現は語弊があるかも知れませんが、
皆様が指針に従ってお客様との粘り強い交渉で実現されて
「小器用」ぶりを発揮されているので頼もしい限りです。

残るは「大きな知恵」で「戦略」(夢)が課題です。

「夢」を持ちたいですね。
2.最後に
船井総研の教えに「マクロ、ミクロ、エイヤー」があります。
「マクロ」は大きな知恵
「ミクロ」はその実践法
「エイヤー」は両方を明確にして、確信をもって進める
換言すれば、「着眼大局、着手小局」という言葉になります。
しかし、「マクロ」は言うが易し、「ミクロ」は現実の壁があり実践が難しいのです。
その壁を一つずつ解決する事が大切なのは言うまでもありません。
勇気をもって進めましょう。


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