<月刊AMI>2024年2月号 Vol.269 ■△▽●○□


1.スマホにチャレンジ


 デジタル・デバイドと言われて久しいですが、もうすぐ75才、後期高齢者になる私でもデジタルに積極的な時がありました。
平成7年(‘95年)にKDDIの全身であるセルラー(右上)の携帯電話(アナログ回線)を使用しています。
アナログなので通話に強く、切れそうになりながらも会話が出来たのを覚えています。
その後、デジタル回線になり右下のガラ携になり写メールを出来るようになりました。
また、ワンセグのTVを見る事が出来たので休憩時に見ていました。
その後、スマホになりましたが、ガラ携時代の使い方がメインでした。
そして、今は安物ですがアクオスのアンドロイド系スマホで5年程使っています。
機種代は既に払い終わり、カケ放題で月2400円程度の利用料になっています。
つまり、アプリを殆ど使っておらず、電話と写メールだけです。
LINEもスマホでなくパソコンで行なっています。
こんな状態なのでスマホの活用術は殆どゼロの状況でいます。
スマホならでは便利な機能が沢山あると思うのですが、「スマホ」=「携帯電話」の感覚から脱皮できないでいました。


 しかし、耳学でいろんな利用法を聞いて知識としてあります。
その代表格が右掲のアンドロイド系の私が持つスマホ画面に表示される検索機能です。
文字を打ち込むこともできるし、音声で入力()やカメラで入力()と3種類の検索方法があります。
このカメラの機能は若い方なら、今更という感じでしょうが、をポチるとgoogleレンズの機能が使えるのです。
前述のように「スマホ」=「携帯電話」の感覚が邪魔をして、実は道案内で文字検索や音声入力で行なった経験がありますが、googleレンズは未体験でした。
googleレンズは知識として、例えば、気に入ったブランド品の写真をとり検索すると類似の商品が表示され、海外からの出品が多いが安く手に入るという事は知っていたのですが、実際に試してみる機会がなく、ほぼ忘れた状態だったのです。

 最近、この機能で悔しい思いをしました。
実は、モーニングで通う喫茶店のママが珈琲カップの補充に困っていたのです。
ニッコーという陶器メーカーの物で統一されているのですが、数が減少して補充に困って、日本橋の道具屋筋で探しても無く、ニッコーのアンテナショップに行ってもないと困っておられたのです。
この話を聞いた60才位の方が写真を撮りgoogleレンズで検索したら絵柄が同じ商品が6個セットで、しかも、価格の6分の1でメルカリに出ていたのです。
確かに、写真上では同じ絵柄でニッコー製品と明記と書かれていたので信用して購入されました。
実際に、届くとカップ自体に問題はなく、持ち手が少し小さい事が判明した位で実用上問題なく、お店のこだわりを通すことが出来たと喜ばれたのです。

 この話、現物が届いて、ハッとgoogleレンズの事を思い出したのです。
実際に、自分で試すと写真で検索すると同じ情報に辿り着けたのです。
ホンマ、残念な思いをしました。もし、私が実行できておれば株が上がっていたのでしょうが、「時すでに遅し」でした。
確かに、知識として若い方がブランド服などをその場で撮りgoogleレンズで検索し表示される類似品を検討して安く手に入れる事が出来て、海外からなので時間がかかる事が待てるのならお薦めという話を聞いていました。
このgoogleレンズの機能をママが悩みを言っている時に思い浮かばなかったのです。
ホンマ、使わない知識は役に立たないと実感したのです。

 この刺激を受け、最近、スシローの持ち帰りをパソコンでネット注文するようにしたのです。
しかし、パソコンからQRコードをスマホにgmailすると受信エラーになる事が分かったのです。
普段、スマホで写メールをgmailでパソコンに送信しているのですが、逆になるとエラーになるのです。
仕方なしにパソコンで受信したQRコードを印刷して持って行くようにしています。
他の方は持ち帰りBOXにスマホをかざしていますが、私は紙です。
ホンマ、時代遅れのコンプレックスを感じています。
でも、指定されたBOXを開いて持ち帰りできるので便利と実感しています。
多分、スマホで予約すればQRコードが返って来るのでしょうが、スマホで注文するよりパソコンの方がやり易いので解決は難しいかと思っています。
でも、少しですが年齢の割にデジタル・デバイドから脱出できて喜んでいます。
まだまだ、利用は限定的なのでこれからという感じです。


2.最後に
前項で「笑顔」「ハイ」「頷きながら」の3つについて書きましたが、「笑顔」には「笑声」がついて来ます。
「笑声」は電話で会話した際に「笑顔」が浮かぶ声です。
忙しい時などは「内心」が声に出てしまう事がありますので、気持ちを切り替えて電話に出るように心がけています。


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