<月刊AMI>2024年1月号 Vol.268 ■△▽●○□


1.事業承継への準備


新年おめでとうございます。
右掲は過去の1月号で書いたタイトルを遡ってみました。
ザっと読み返してみて興味を引いたのは2014年の「人に好かれる3つの当たり前」にあった引用文(右下)です。
雑誌「致知」に掲載されていたアイテラス社長の今野華都子氏の「自分を育てる三つのアプローチ」です。
「笑顔」「ハイ」「頷きながら」という3つです。
もう一度、チェックすると
 ・「笑顔」・・ホンマに笑顔でいる事が出来るようになった
 ・「ハイ」・・これは生まれつき返事が良い方です
 ・「頷きながら」・・「そうなんや」と受容相槌を打てるようになった が自己分析の結果です。
今年75才になりますが、この3つを実践して「仕事」に「社会」に溶け込んでいけると確信しています。

 皆さまにとっては2016年の「直需代理店」が興味深いもので、当時の記事を読むと『皆さんの会社は、多数の大手ユーザーを持ち、優良なメーカーから直仕入れで高い品質の商品で大手ユーザーの信頼を勝ち取っている実績があります。この部分の取引が1社1社増えており、さらに、新しい提案商品で全体に占める割合が高くなり、売上や収益の両面で経営安定化の大きな柱になって来ています。』と予言的に書いています。
実際は「不採算撲滅」から始まったのですが、結果的に、販売店の比重が低くなり「別作品」のようなQCD(品質・価格・納期)がキーになる分野でビジネスが伸びています。
その結果、利益率が高まり収益性が回復して過去の負の遺産を少しずつ解消する方向で進んでいます。

 2019年の「 I have a dream.」の記事はキング牧師の言葉ですが、記事には『このように、「 I have a dream.」と題した割に「抱負」が「身近な夢」と萎んだ感じですが、「夢」≒「希望」がなければ、惰性的に生きる事ができても、それは結果的に詰まらない人生に終わると思うのです。』と「身近な夢」をもつ事を書いています。
「夢」≒「希望」として実現できる「夢」を「希望」としたのです。また、『サミュエル・ウルマンの詩から導き出した「若さ」=「信念」x「自信」x「希望」と京セラの稲盛さんの「成果」=「考え方」x「情熱」x「能力」をご紹介して、「考え方」を前向きにする事が大切』と書いていました。
まさに「希望」は「考え方」を前向きにしてくれる一番重要な要素です。

 そして、昨年は「共創」x「伴走」⇒「自己実現」でした。
「共創」はお客様と一体化して新しい価値創造の姿を描き、その実現に向かう事で、「伴走」はお客様の一歩前を行く事と書いていました。
確かに、「価格」から「価値」へシフトしています。
例えば、インバウンドでも経験者は日本独自の文化で各地のマイナーな事に先端の方は走っています。
若い人の言葉に「エッジを効かす」がありますが、エッジには「端」という意味もあり、主流ではないマイナーな部分に焦点を当てるようになっています。

 さて、今年の「初夢」は、来年の事は鬼が笑うと言いますが、2025年に創業30周年を迎え、三男に事業承継すると決めているので色んな準備が必要です。
会社の事は手続きすれば良いのですが、私自身の準備が難しいのです。
最近の私は、ますます「自分」―「仕事」=ゼロ状態になっているので何とか≒ゼロ状態に幅を広げる必要を実感しています。
お蔭様で昨年3月に始めた「独り言川柳」が500句を超えるようになり、認知症予防に役立っています。
また、土日は事務所のあるマンションの老人会に事務所を提供して茶話会を行い談笑とトランプゲームで楽しい時間を共有しています。
茶話会の茶菓子も食料品調達時に目に飛び込んだものを買うので買い物の幅も広がっています。
確かに、「好奇心」が衰えていますので、目新しい買い物で「好奇心」を鍛えるようにしています。
例えば、食品パッケージの裏側にも目を通して材質やメーカーの確認なども行うようになっています。
今まで、パッと手に取り購入していたので自分でも驚いています。
ホンマに、自分を変えて行くことは難しいと実感して、皆様が変わらないことに不満を持っていたのを恥じています。
徐々に、仕事を減らす方向へ自分で慣らして行きたいと思っています。


2.最後に
前項で「笑顔」「ハイ」「頷きながら」の3つについて書きましたが、「笑顔」には「笑声」がついて来ます。
「笑声」は電話で会話した際に「笑顔」が浮かぶ声です。
忙しい時などは「内心」が声に出てしまう事がありますので、気持ちを切り替えて電話に出るように心がけています。


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