<月刊AMI>2023年12月号 Vol.267 ■△▽●○□


1.一年を振り返って


 今年も年末になり一年を振り返る頃になりました。
私の場合、去年10月に受けた大動脈瘤の手術後に出た「3大悩み」(めまい・便秘・薬疹)との闘いで右掲の福田こうへいさんの「峠越え」という歌詞のような状況でした。
ホンマに次から次と向かい風が吹きました。
お蔭様で手術後1年経過して「3大悩み」がほぼ解決したのですが、体力が落ちた時に体質が変わり、まだまだ、克服せねばならない事があります。
その度に「鳥は怖れず 飛び越える 明日を目指して 生きてゆく」の歌詞に励まされています。
ホンマに「演歌」って良いなぁと実感しています。
現実的には2才下の歌手モンタヨシノリさんが大動脈解離で急逝されましたが、手術していなければ、私も同じ運命が待っているかも知れず、内心「手術」に「運」の良さを感じ、今あることに感謝しています。

 一方、今年のチャレンジは前号でもご紹介した右下の「独り言川柳」です。
前述のように体力的な面で回復が不十分で養生しながらの生活を送っています。
この結果、「運動」x「食事」x「社会」→「健康」というアンチ・フレイル対策の「運動」が最低限になり、一日の中で時間が空くようになったのです。
この時間を有効活用するのに「サラリーマン川柳」を思い出し「俳句は知識がないのでこれが良い」と思い、たまたま、喫茶店からのプレゼントを題材に詠んだのです。
意外に良い出来映えと思い、パワーポイントで筆文字を使って画像化することを思い付いたのです。
それをFacebookに載せると友達から「いいね」が返って来て、ブログにも掲載するようにしたのです。
ブログは月に500回位カウンターが上がっているし、滞在時間の長い「川柳」もあることが分かったのです。
私自身の特長かも知れませんが「仕掛け」をつくって「やめる事ができない状況」に追い込むようにして毎日続けるようにしています。
中には「季語」も入って「俳句」らしいものが出来ています。

 その他のチャレンジと言えば、パソコンがSSDタイプの物に置き換わったこともあります。
今までのパソコンはほぼ10年前に購入したi5のCPUで当時では、高速タイプでしたが、OSはウインドーズ7からスタートしてウインドーズ10までアップしたので、CPUの速度が追い付かなくなって朝の立ち上がりに時間がかかるようになったのです。
こんな状況の時に、山口さんのパソコンでは「処理が追い付かない仕事が出て、新しい機種と入れ替えることになったのです。
そこを抜け目なく山口さんのPCを自分のと置き換える事にしたのです。CPUは最新のi3ですが、SSDなのでほぼ瞬時に画面が立ち上がる物です。
お蔭で朝はパッと仕事が始められるようになりました。
古い方は自宅に持ち帰って、オフィスが入っているので自宅でも仕事ができ「リモートワーク」が可能になったのです。

 何事も便利になっていますが人生は一本調子には行きません。
右掲のように「峠」が次から次へやって来ます。
特に、去年の大手術後は体調に悩まされましたが、ようやく、大きなところは越えた気がします。
80才台の健康は今が大切という事なので「運動」x「食事」x「社会」→「健康」というアンチ・フレイル対策の最初の「運動」を元のレベルに戻すことが課題です。
あせらずに徐々に「運動」を強化して行きたいと思っています。

このような状態ですが、最近、気が付いたのですが「待てる」ようになった事です。
大手術後は人が変わると聞きますが自分でも実感するようになりました。
若い時は瞬間湯沸器と言われたほどでしたが、最近は「待てる」ようになったと思います。
「自分に優しく、他人に厳しい」から「他人にも優しく」なったと思っています。
「社会」は仕事ばかりでなく地域社会との関わりが増えています。
いろんなタイプの方を「受容」しながら、自分なりの方法で「対策」をして行きたいと思うようになりました。
まだまだ成長の余地があると思い、これからもドンドン変化して行きたいと思っています。


2.最後に
福田こうへいさんの「峠越え」を取上げましたが、身体の問題も同じと実感しました。
昨年10月末に退院した時には予想もしない「3大悩み」に出くわしました。
大手術で体力を落とし免疫のバランスが変わって「薬疹」の形でアレルギーが発生したのです。
外科の先生では分からず、たまたま発熱で受診した内科の先生が「アレルギーの薬を飲まないか」と言って下さり塗り薬と両方を処方してくださり「薬疹」が治まる方向に進んだのです。
ホンマ、経験値の問題と実感しました。


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