<月刊AMI>2023年7月号 Vol.262 ■△▽●○□


1.大手術後の3大悩み


 今まで何度も去年10月の大動脈瘤の手術について体験をご紹介して来ました。
外見上は「全快」と言って良いほどに回復していますが、実は「悩み」があるのです。
10月末に退院する際に、右掲の3種類を処方され服用しました。
かなりキツイ薬のようで、まず、「めまい」がするようになりました。
パターン的には食後低血圧で起こす「めまい」のようで少し安静にすると回復するものでしたが、突発的に起こるので当初は不安でした。
次に「薬疹」が出るようになりました。
12月末頃に皮膚科で処方された塗薬で納まりましたが、完治していなかったのです。
3月の検診時に「薬疹」を再度訴えたところ血液をサラサラにするワーファリンがなくなり、「薬疹」が拡大しなくなっていました。
しかし、5月の検診時には「薬疹」が色んな箇所で出るようになって再々度訴えると利尿剤をなくし降圧剤も軽いものを処方して、地元の病院に月次管理を移管し、定期検査は半年後という事になりました。
その後、大阪警察病院の主治医の指示通り6月に入って地元病院に紹介状を持って行ったところ、大阪警察病院の主治医から「薬疹」の件を書いてあり、アジルバという降圧剤の軽めものを処方するように指示があるとの事です。
アジルバは地元の病院でも処方歴があるもので「薬疹」が出なかった物です。
地元の先生に手足、背中、肩とほぼ全身に「薬疹」が波及している状況を見て頂いたら、「薬疹」の他に免疫力が落ちた時に出る水疱瘡もあり、その他、乾癬もあるとの事でした。
そう言えば、5月中旬に急に暑くなった時に暑熱順化できずにシンドイ時があり、その後、身体中から出るようになったのを思い出しました。水疱瘡は自然に治るとの事で、その他は塗り薬を頂きました。

 しかし、実はさらに「便秘」という悩みがあるのです。
手術後1週間ICUで食事せず、その後、1週間一般病棟に移り軽い食事やリハビリという日々でした。
お陰でお通じが出なくなって、便秘薬を頂く状態になったのです。
退院前の回診時に主治医に「私の最大の課題は便秘」と言ったのを覚えています。
入院前は便秘で悩む事はなく、朝、気持ちよく排便できていたので、便秘の苦労は皆無だったのです。
現在、便秘の対策は薬に頼らず「食事」と「運動」の2方向で取り組んでいます。
まず、「食事」は軽い目の料理にして、腸内細菌を改善するのにヨーグルトとビオフェルミンを頂くようにしています。
「運動」では歩く時に腹筋運動を意識して横隔膜を動かすような呼吸法を取入れるようにして排便力を高めるようにしていますが、それでも、なかなか、すんなり改善できずに3日ほど便秘という状態になっています。
これは自力で改善しようと思っています。

 このように、「めまい・薬疹・便秘」の三重苦を経験していますが、それぞれ原因がハッキリして、対応策を実行中です。
これは「独り言」ですが、大阪警察病院の主治医は外科手術を優先したのでキツイ薬を半年間も服用した結果、「薬疹」が出始めて、都度、薬を減らしましたが、5月中旬に免疫力が低下して全身化したと思っています。
お陰で現在は軽い目の降圧剤だけになり、時間が経過すると前の薬の影響が消えて治まるとの事で2週間後に再度診て頂く事になっています。
多分、乾癬や水疱瘡も治まっている筈との事です。この記事が皆さんに届く頃は、きっと、三重苦から解放されて、本当の意味で「全快」になっている事と期待しています。
私も人間なので、少し、気分に晴ればれした感じになっています。
2.最後に
 よく物事をコップに喩えて話す方がいらっしゃいますが、免疫力のキャパが小さくなる、つまり、コップが小さくなり薬疹などが溢れ出た感じになったのです。
私は7月11日に満74才になり体力的な衰えで免疫力のキャパが小さくなり易かったのです。
この事に気付いて心中の曇りが晴れました。
これからは養生をするようにしたいと思います。


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