<月刊AMI>2020年7月号 Vol.227 ■△▽●○□
今月は、3日に創業25周年を迎えます。
平成7年7月3日、なぜ3日かと言えば、単純に亡き妻が自分の誕生日に合わせたらと言ったからです。
普通なら1日だと思うのですが、7日にすれば平成7年7月7日とラッキー7とも思いましたが、そこは逆らわずに素直に決めました。
右掲は、日経ビジネスが算出したベンチャー企業の生存率です。
20年も活躍できている企業は僅か0.3%ということで驚きます。
その記事によると金儲けを目的にした企業は長続きせず、長続きしている企業は社会に役立ちたいという理念を持って、そのお役立ちの手段を時流に適合し続ける事が共通しているとの事です。
私は、船井総研の客員経営コンサルタント養成学校に通って船井流のコンサル術を学んだのですが、それを活かす為に「21世紀は企画の時代」という信念も持って創業したのです。
当時、企業なら100%普及しているFaxに着目して、「迷惑Fax」という言葉が流行っていたので大手が手を出さない分野「スキマ」にチャレンジしたのです。
右掲は、第1号のお客様でFaxマーケティングを行う為に、自社でノウハウを蓄積する為に平成8年4月から月2回発行した機関誌の最終号(504号)です。
「止める時は倒産」という覚悟で持続できるスタイル、例えば、テーマを決めて6回シリーズで連載形式にしたり、社員のコラムを作って参画してもらう仕組にしました。
この機関誌は20年続けて、メルマガやSNSで情報発信する方法と交代する形で終わりました。
「Faxちらし・3段活用マーケティング」と商品化して、セミナーを開催してお客様を獲得しました。
3段とは、1段:Faxによるレスポンス獲得、
2段:レスポンスが不十分な時は名簿を元に電話フォローするとレスポンス客数の10倍関心を持った潜在客を発見できる、
3段:レスポンス客と潜在客に対してクロージングという物です。
クロージングには、「ツール・手順・トーク」の3要素をロールプレイングで営業知識として共有する方法を行いました。
右掲は「イチオシ情報」の事例ですが、ホームページ(HP)とも連携しています。
「売りたい」という姿勢では長続きしないという事はFax通信でも同じです。
お客様とのコミュニケーション・ツールとして営業が現場でPRしない物を告知しています。
HPに掲載しているのでネット検索で注文が来る商品があると喜んで頂いています。
会社の質的向上は、実はお客様の向上がキーなのです。
お客様に商品などを提案する中で、お客様が頂くイメージが今取引している商品以外に拡大して、お客様が困った時に思い出して問い合わせてくれるというFCC(First Call Company:タナベ経営)戦略になっているのです。
このお客様とは10年のお付き合いですが、この間に質的向上が著しく社長様以下が一体化して頑張って頂いています。
新型コロナ危機で経済環境が厳しくなっていますが、「儲けたい」では活路は拓くことはできないので「お役立ち精神」(利他)の原点を忘れないようにしたいと思います。
「お役立ち」=「質的向上」と言えますので、その趣旨を込めて商品を訴求したいと思います。
多くのメーカーが開発した商品を必要とするお客様に案内するのが販売会社の使命です。
取捨選択をして自信が持てる商品を「お役立ち」として情報発信する事を継続する事で、その中から新しいお客様が誕生すると確信して実践したいと思います。