<月刊AMI>2018年7月号 Vol.203 ■△▽●○□
右掲は、私の人生戦略グランド・デザインです。
7月11日に満69才になりますが、今後のQOL(生活の質)を考えると今から準備しておかねばならないことを洗い出してみた訳です。
「元気で楽しい人生」と願う訳ですが、その為には幸か不幸か妻に先立たれ独身なので自分一人の幸せを考え「生涯現役」を戦略目標としています。
そして、「社会性・仕事・健康管理」にブレイクダウンして、それぞれの課題を挙げています。
仕事では、経営コンサルタントとして蓄積した経験をお客様に提供出来る持続可能な事なので生涯現役の基本エンジンです。
このような戦略を考える際に重要な点は、戦略に基づいて変化する方向性を明確にする事です。
私は、30年ほど前に米軍の“Strategic Transformaiton”という言葉に触れて「戦略」を考える際に“trans”:別の状態へ、“formation”:編成がキーワードになる事に気づいたのです。
米軍の場合、(戦術)兵器の進化で部隊の配置をダイナミックに変える訳です。
高速飛行機が開発されれば、沖縄にいる海兵隊をグアムに移す事も可能なのです。
逆に、敵の脅威が高まれば、同じように部隊編成を変えるのです。
私は、人生戦略(10年先)を練る為に「脅威」(高齢者になる)を軸にして、今できる事を列挙し、変化して行く方向性を明確化しています。
個人として、「脅威」に備える事が一番重要な事と思っています。
年齢に関わらず、健康寿命やQOL(生活の質)と言いますが、基本は健康やお金の面で他人の世話にならない事であり、そのベースの上に自己実現できるものがあれば「質」という面を確保できると言えます。
私は、幸いにも経営コンサルタントという職業についていますので、経験を積む程に価値が上がるという特性があります。
Σ(経験)からルール化した事柄は言葉の重みがあります。
その経験が時代遅れにならないように、色んな交流会などで多くの方に出逢って仮想経験を積んでギャップを認識する必要があります。
「感度」と呼んでいますが、「ギャップ」を素直に認識する能力がポイントであり、その認識から自分を修正して行く能力(柔軟性)が必要になります。
そして、戦略を実践する為の「戦術」として「できる事」(Can)を洗い出し「30分カラオケ」・「1日6キロウオーク」・「自炊(3S)」を健康管理の基本としています。
「自炊」とありますが、どちらかと言うと生活面で「洗濯」や「掃除」・「ゴミ出し」などを含めて便利になった家電品に助けられています。
その中で「調理」という点は自分で行わないと高血圧や高脂肪になるので、自炊を行い偏食しないように配慮しながら、「3S」(小食、咀嚼、粗食)に取り組んでいます。
お蔭様で少しずつ体重が減っており、血圧なども薬の助けを得ながら130を割るようになっています。
さらに、「社会性」という事で「地域活動」と「団体活動」を書いています。
まず、「団体」の方ですが、大阪商工会議所の会員になり「経営サロン」の運営に加わっている事と中小企業家同友会に所属して支部活動にも参加しています。
そして、「地域活動」ですが、事務所はマンションの一室なので、そのマンションの老人会に入って会の運営に参加しています。
お蔭様で高齢者の大多数は女性なので顔見知りが増えて、日常的に挨拶する方が増えています。
このように、団体や地域で「存在感」を実感できるようにしています。
「幸せの4条件」がありますが、まずは「役に立つ」・「必要とされる」の面で実感できるように自助努力する事と考えて積極的に参加するようにしています。
このような事をベースにして、元気に自分らしくイキイキとして生きていきたいと願っています。