<月刊AMI>2018年5月号 Vol.201 ■△▽●○□
右掲は「心に太陽を、唇に歌を」でネット検索して見つけた物です。
ドイツの詩人ツエーザル・フライシュレンという方の詩をシンプルに「心に太陽を、唇に歌を」と短縮するのは日本人の知恵かと思います。
この短縮した言葉は去年の9月号で藤澤さんの記事から学んだとご紹介していますが、その元になった詩にネット検索で出逢ったのです。
内容を読むと私に欠けている現実社会を楽しく生きる知恵を教えてくれていると実感します。
さて、何故、「心に太陽を、唇に歌を」を今さら問い直すかと言う事ですが、私は「百歳現役」と掲げていますが、現実は周囲の方、特に10年上の先輩方が一人々々亡くなられて行くので「○○ロス」という言葉を実感するようになったのです。
決定的なのは広島の木原先生が80才で亡くなられたので、毎週、日曜日の習慣が変わったのです。
日曜日に先生から送られて来る社内向けの「ディリ―メッセージ」を1週間分を読み、その感想をメールで返すという事を20年以上続けていたのです。
この約1時間が無くなったのです。
その他にも、同じ年のお客様が46年のサラリーマン人生を卒業されて、また、一人訪問する人がなくなったのです。
本当に「3人の師匠」と言いますが、10年上の方やご同輩の方々が色んな形で去って行きますので、今までの交流関係に空白が拡大しているのです。
実際に、この空白感をどのように埋めるかですが、まず、「心に太陽を」です。
「太陽」とは何かを考えると本年2月号でサミュエル・ウルマンの「青春」を「若さ」=「信念」x「自信」x「希望」と公式化した事をご紹介していますが、この最後の「希望」だと考えるのです。
未来への「希望」(夢)がないと現実は味気ない物になると思うのです。その「希望」(夢)を語れというのが「唇に歌を」だと考えるのです。
この語る相手が重要なのです。
もちろん、社員やお客様そして家族と顔を会す方々がおられるのですが、SNS時代ですからネットの向こうにいる友人が多くいらっしゃるのです。
これらの幅広い方々に囲まれていると実感すると私の信念の「ちらしはお客様への手紙」が生きてくるのです。
多くの方は陰気な話を望む訳がないので、楽しい話題を発信する必要があります。
「心に太陽を、唇に歌を」という言葉で「ユーモアセンス」という事にも気づきました。
表現方法。これを磨く事が大切と70才を目前にして気づいたのです。
何事も「而今」と言いますが、遅いということはないと確信しています。
私の残りの人生で「心に太陽を、唇に歌を」という言葉に出会ったのは大きな収穫であったと感謝しています。
ストイックな自分から少し緩さを持った自分に変革したいと思っています。