<月刊AMI>2016年7月号 Vol.180 ■△▽●○□


1.REBORN(再生)


 右掲上はトヨタが「REBORN」(生まれ変わる)という言葉を謳ってCMした時のシンボルになったピンクのクラウンです。
余り売れなかったようですが、右掲下の初代クラウンが昭和30年に発売されて、もう60年以上経過している訳です。
この長い期間に染みついた固定観念が頑として蔓延っているのです。
クラウンと言えば、タクシーや社用車・公用車というフォーマルなイメージが強いように思うのです。

 この頑とした固定観念を変えようとしてピンクのクラウンを打ち出したのです。
従来からのセダンやタクシー仕様のコンフォートはモデルチェンジせず、販売はしているようですが、現実的には街で見かけることが少なくなっているのです。
タクシーもピンクのクラウンと同じモデルが走り始めているように、着実にシフトが進んでいるように思います。

 我々は、今年91周年を迎える長い歴史があります。
その間に蔓延った固定観念が沢山あると思います。
しかし、それに縛られていたら何も変わらないのです。
トヨタでさえ「ピンクのクラウン」と意表を突く打つ出し方をしたのですから、我々も思い切った「超変革」が必要になります。
阪神タイガースでは金本監督になり2軍の掛布監督のコンビで原口選手のような意外性が生まれた訳です。
若返ることで数年先の阪神タイガースが強化される訳です。
すなわち、私たちも若いパワーを育成する事こそが次の時代を切り拓くのです。
古い体質があると思いますが、彼らがそれらを変えて行く事が望まれるのです。

 トヨタの改善に「10年後のラインの姿は現場の班長に聞け」という言葉があります。
若い人が未来を描くことが重要なのです。
この伝統を守っている事がトヨタの強さの一つと思います。
私も「100周年に向けてREBORN」をテーマにして、若い人がイキイキと働ける環境づくりを行い、阪神の原口選手のような活きのよい若いパワーが育つことを期待したいと思います。

 「本当にあなたは10年後の姿を描けますか」と問いかけたいと思います。
年齢は確実に10年が加わります。
私は今月11日に67才になります。
もう大きく「REBORN」と掲げることは難しい年齢になっていますが、現役で活躍する為に、いろんな事にチャレンジしております。
もちろん、健康の面が重要なので前号のようなことに心掛けて習慣化しています。
ただ、仕事の面では、やはり、「老害」という言葉が重いのです。
これは自分では、なかなか、気づかないものです。
皆様の真摯なチェックがあってこそ「気づく」というものです。


私には「REBORN」という事は限られますが、右掲のイラストのように「若いパワー」を支援するという使命を果たしながら、自社の若いパワーや中小企業家同友会などの異業種交流会などの若いパワーに刺激を受けて行きたいと思います。
そして、より皆さんに関心を持つ為に自社から貴社のパソコンに入り込めるようにして、日報などを拝読しています。
これらの情報から、いろんな方とショート・コミュニケーションで「激励」や「助言」を行って行きたいと思っています。
また、「助力」の面では、専門の業務改善やHPなどでお役に立ちたいと思います。よろしくお願いします。


2.最後に
上記に書きましたが11日に満67才になります。
気持ち的には若い心算でいますが、65才以上は高齢者と分類されるのは免れないのです。
既に妻は先立っているので、今後、一人で生きて行くことになります。
その為の準備を物心両面で始める必要があるのです。
物的には、やはり、食習慣を変えて行く事が大きな課題です。
一人なので外食が多いので、どうしても若い心算でメニューを選んでしまいます。
心的には、地域との交流という意味で老人会に加入しました。
早速、会計の役を与えられましたが、お蔭様で多くの方と挨拶するようになりました。
仕事も大切ですが、こういう面も同時並行的に進めて行きたいと思っています。


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