<月刊AMI>2014年2月号 Vol.151 ■△▽●○□
1.「4つの習慣」
前号では、Facebookの記事から「人に好かれる3つの当たり前」という「笑顔」「ハイ」「頷きながら」と言う3つについて書きました。
「人に好かれる」ということは当たり前な事だと思いますが、なかなか、出来ない方も多いですね。
右掲は、広島の木原先生の記事にあった渡辺雅文という方が書いている「自己革新のための4つの生活習慣の実践」というものから抜粋したものです。
これもベーシックな事柄なので、ご紹介したいと思います。
個人も企業もよく似た存在です。
この4つの生活習慣は、特別難しいことを言っているのではなく、ごく「当たり前」という事柄ばかりです。
分かりにくい「躾けの三原則」は、「挨拶、返事、後始末」であり、「三まめ」は「口まめ、筆まめ、足まめ」という事で、コミュニケーションの重要性を言っているのです。
また、「歩く習慣」は営業力にもつながります。歩くという事は思考回路をチェンジしてくれる効果があり、思わぬヒラメキが出たりするもので、そういう面では、営業の方はヒラメキが多いのではないかと思います。
さらに、「早起きの習慣」は、個人的には、出勤までの時間で何をするかがポイントになります。
私は、年をとったこともあって朝早く目が覚めます。
冬場を除いて自宅で2時間ほど仕事をしています。
もちろん、Facebookなども投稿したりしますが、貴重な時間になっています。
これは、サラリーマンの方にも同じと思います。
例えば、朝の出勤状態や早朝ミーティングなどの段取りに時間を使っているかという点です。
確かに、法律的には就業時間内でミーティングとなるのですが、全員の合意がある就業前のミーティングは非常に重要であります。
社員全員とはいかないまでも幹部社員だけでも「当たり前」として、早朝出勤し開店準備を風土化している事が重要だと思うのです。
ランチェスター戦略で言えば、時間は「自乗の差」になります。
有効な時間が8時間と6時間とすれば、
82:62=64:36≒2:1
と倍半分の格差になるのです。
こうなると法律的な問題ではなく「風土」という問題になるのです。
単に、早く出社せよと言うのではないのです。
「段取り」をする時間なのです。上司と確認し合う習慣が重要だと思うのです。
中小企業は「ランチェスターの弱者の戦略」、すなわち、肉体戦が基本なのですが、無暗矢鱈に頑張れでは「科学性」がなさすぎます。
やはり、「段取り」が重要なのですが、朝から今日何しようかと手持ち無沙汰の状態の方も見受けない訳ではないのです。
「段取り」が出来て上司の確認をとって、あるいは、助言を得てフル・スピードで仕事にかかって欲しいのです。
「段取り9割」と言いますが、肉体戦で「よく働く」にも「段取り」が重要な要素になるのです。この「段取り」をどのタイミングで行うかが問題なのです。
次に「歩く習慣」があります。
営業の方は、外出するので「歩く」(クルマの運転)機会が多いのです。
こういう時に「ヒラメキ」が多いのです。この「ヒラメキ」を前向きに活用されているでしょうか。
仕事をエンジョイする為にも「ヒラメキ」を具現化する事が大切です。アイデアのままでは何も生まないのです。
タブレットを活用するようになっていますが、仮に、自分が携帯電話のカメラで撮った写真でも「生」の情報として活用できるものです。
次に活用できるようにしてこそ前向きな「後始末」と言えます。
こういう風にすれば、「3まめ」も実践できるようになれると思います。
私も完璧ではないので、この「4つの習慣」を実践して行きたいと思っています。