<月刊AMI>2013年1月号 Vol.138 ■△▽●○□


1.「希望・努力・感謝」

右掲は、大阪府神社庁が毎月発行している「お札」です。
私は、ダイエットを兼ねて毎朝、氏神様(河掘稲穂神社)にお参りしています。
自宅⇒神社⇒事務所のコースで2.5km、 30分かかり、これで150Kcalのカロリーを消費するという計 算です。
昨年の5月末から始めて10kgの減量になっていますが、
まだまだ余裕があります。 さて、このお札の件ですが、
書かれている内容については 誰も異論を挟むものがないと思います。
しかし、このように実行できているかが問題なのです。
私は、18年前に独立する際に、先輩から
「毎日、今日のよかった事を一つあげて花丸 (◎)をつけて
感謝して終りなさい」と教えられて、実際に、 手帳に花丸(◎)を
つけていました。
さすがに、現在は、手帳 に花丸をつけることはしていませんが、
この習慣で一日を終 えるようにしています。
この実践の中で気がつくことは、「明日、○○をする」と期待を持って終ることの重要性なのです。
この○○が、あるとないとでは雲泥の差なのです。
一日の努力の成果で明日の○○が生まれていると「よし、やるぞぉ!」という前向きな気持ちになる事ができて、朝のスタートが違ってくるのです。
この○○は、お客様との関係で生まれるのですが、自分で仕掛けてつくる事が重要なのです。
何も仕掛けないと○○はお客様から来るという保証がないのです。
このお客様との関係をうまく展開させるコミュニケーション力が重要になります。
この具体的な「○○」という希望が重要なのですが、多くの方は、毎日を「今日も一日が無事であってよかった」という風な終わり方になっているように見えるのです。
確かに、「夜は感謝に眠る」ということを実践できるのですが、 「朝は希望に起き」という点とつながり難いのです。
これでは、朝から全開で働けるでしょうか。
「昼は努力に生き」は重要なのですが、朝からのスタートがスムーズになっているのと否では随分、成果に差がついてしまいます。
営業関係の方に、毎晩、チームミーティングして今日の結果と明日の課題を報連相するようにお願いしていますが、どうしても、「結果」だけになりやすいようです。
リーダーという方は、「明日への希望」をメイクするためにも、もう半歩前に出て「明日○○する」という宣言まで引き出すようにして頂きたいと思います。
する事が分っていれば、皆で協力もできると言うものです。
ぜひ、もう半歩前に踏み出して、メンバーの流れに勢いをつけるようにお願いします。
この習慣が身につくと「風土」となって定着して、組織として「当たり前」となって行くのです。
これによる生産性向上は、「1:1.6:1.6の法則」から見ても、メンバーは1.6倍、リーダーは1.62≒3倍となります。
一人当たりの生産性が向上することで、組織全体が「儲かる体質」になって、付加価値となって現れて「待遇」の向上につながって行きます。
この為にも、毎日、終業時にミーティングして「回顧と反省」だけに終るのではなく、「展望」という前向きな流れを決めて個々の勢いを加速化させて、組織の流れが速くなるようにお願いします。


2。「さいごに」
 平成25年がスタートしました。
大阪府神社庁の「お札」のように「希望」で新年を迎えられたでしょうか。
厳しい世の中ですが、「希望」を失ってはいけません。
その為には、一生懸命にお客様にお役立ちを行い、そこから生まれる課題を解決することでお客様に喜ばれて「感謝」されるのです。
他人に役立ってこそ、人の間という「人間」なのです。
今年も「感謝」されるように、お客様にお役立ちをして行きたいと思います。


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