<月刊AMI>2012年11月号 Vol.136 ■△▽●○□
1.「自立型社員」
最近、よく耳にする言葉に「自立型社員」があります。
曖昧な言葉なのですが、右掲は、Facebookにあった記事から拝借したものですが、
「自立とは、自らの意思で決断し進むこと」という点がスーっと腑に落ちる定義なのでご紹介いたします。
最近は、環境変化が厳しく、しかも、急激な変化を繰り返す兆候にありますので、現場での対応力が問われるのです。
毎日、飛び込んでくる見積依頼やインターネットからの問合せなどがありますので、非常に有難い状況なのです。
もし、これらの情報を現場の方々が、数%でも成約件数を増やすと全体でどれ位の金額になるのでしょうか。
「ちりも積もれば山となります」と言いますが、仮に、毎日、平均して5万円の金額を上乗せすると月に5x22=110万円もの上乗せになります。
これが人数分なら月に1000万円も可能なのです。
では、この数%を獲得するにはどうしたらよいのかという事が重要です。
要は「勝つことが重要なのです」とカンタンに言えば、それまでですかが、それ以外にないのです。
今、経済環境が厳しくなっており、同業他社も必死になって「獲得」に動いています。
この状況の流れを掴んでおかねば、対応ができなくなるのです。
決められた仕入金額で決められた値入率で返答するというのでは、余りにも容易すぎるのです。
「この見積は、絶対にとる」という嗅覚のような感覚が重要になります。
確かに、どの企業も得て不得手があるのです。
だから、他社が不得手なところにチャンスがあるので、そういう見積を早く見分けることが重要になります。
「自立とは、自らの意思で決断し進むこと」とあるように、間髪を入れずに対応して行くと、仮に、最初の見積で負けていても、フォローの電話で逆転のチャンスが生まれるのです。
京セラの稲盛さんの有名な言葉に「人生・仕事の結果=考え方×熱意×能力」というものがあります。
考え方:−100%から+100%
熱意:0〜100%
能力:0〜100%
稲盛さんは、「考え方を前向きにして、能力が劣っていると思って人より情熱を持って仕事せよ」
と教えて下さっています。
確かに、情熱を持って頑張っている心算でも「考え方」によって大きく成果が違ってくるのです。
稲盛さんは、マイナス100%からプラス100%まであると言っています。
確かに、自分のやる気のなさをグチとして社内外に撒き散らす人などはマイナス100%と言わざる得ません。
こんな人は、いないと思います。
では、何が重要かと言うと「責任」をとる腹づもり(胆力)なのです。
「責任をとる」という腹があれば、何事も動けます。
見積という事で、いくら勝つ為にと言っても無闇に赤字でとる人はいないと思いますが、セットで見積の場合、中には、赤字でないと取れないケースもあるのです。
この時に、理由をハッキリと持っていたならば、行動に移すことができるのです。
営業は、「もう1件という粘りが新規を生む」と言いますが、見積も「もう1件とって、月に100万円上乗せする」という覚悟が重要になります。
この現場の「覚悟」の差が、この難局を乗り越える重要なポイントになりますので、よろしくお願い申し上げます。
2。「さいごに」
11月になり、非常に忙しくなって来ました。
保険代理店向けのCRMソフトの製作が進み、データベースの持ち方、各情報の標準工程の打ち合わせも決まって来て、システム化へ急ピッチに進めています。
モデルのお客様のご要望を伺いながら、技術的な壁を一つずつ突破しています。
これからが楽しみです。