<月刊AMI>2012年8月号 Vol.133 ■△▽●○□
1.「デキル習慣化の法則」
右掲は、Facebookにあった記事から借用している物で、既に、7月の全体会議で幹部の方々に見てもらっています。
この表の各項目を一つずつチェックしてみましょう。
まず、1番目は如何でしょうか。
「まずやっみる」と「いつか・・始める」とでは雲泥の差というのは大方の方にはご理解して頂けるものと確信します。
しかし、何にでも「まずやってみる」と言うのは酷ですね。
私の場合、「まずやってみる」の方と思いますが、例えば、TwitterやFacebookという流行のSNSにチャレンジしていますが、「スマートフォン」にはなっていないのです。
モバイル端末としては、ネットブックと呼ばれるA5サイズのパソコンとwimaxの組合せで行っています。
確かに「スマートフォン」は便利なのですが、FacebookやTwitterをやっていると常時何かしらのメッセージが着信する可能性があり、ある意味、時間に関係なく対応してしまう可能性があるのです。
その危惧もあって、パソコンでの対応に限っています。
では、「まずやってみる」という物を増やすには、どうすれば良いかという問題になります。
私は、会議の時に、「気持ち的には、今、何才くらいですか?」と尋ねました。
多くの方は30才で、なかには、20才という方もおられました。
私は、「自分は18才の心算でいる」とお話しました。
高校を卒業して、1年浪人生活をした頃で、「夢」が叶わず、来年はどの学校を受験しようかと悩んでいた頃です。
この浪人時代に「環状線で、偶然、目の前に座った学生さんがFORTRANという題の本を読んでいる」という光景に出くわしたのです。
このFORTRANがコンピュータ言語と分った時、大きな感動を受けたのです。
この大感動が人生に大きく影響したのです。
関学の商学部に入学し、OR(オペレーションズリサーチ)ゼミに入り、理学部のコンピュータを使ってFORTRANでシミュレーションプログラムを作成し、それを卒業論文にしたのです。
その後、トヨタ販売店に入社して、コンピュータを担当し、昭和60年には貴社のプログラム開発も行ないました。
このように「大感動」を受ける「若さ」が重要なのです。
サラリーマン生活に慣れるとどうしても「マンネリ化」するのですが、さらなる「目標」にチャレンジできる「若さ」が重要なのです。
私は、トヨタ販売店に20年勤務し、左遷人事があった時に「自分の道を歩きたい」と辞表を出して、関連のIBM特約店に行き、そこで、船井総研で学ぶ機会に巡り会ったのです。
約130万円の受講料を退職金から捻出できたのはラッキーでした。
約1年間、船井流のコンサルティングを勉強して船井総研の客員経営コンサルタントの資格をもらって、これを元に独立開業したのです。
もし、仮に、トヨタ販売店を辞める際に、「43才にもなって大人げない」という気持ちが勝っていたら、今の人生はなかったかも知れません。
関連会社の時に「約130万円も受講料を払うなんて」と躊躇していたら、あこがれの経営コンサルタントの道は閉ざされていたでしょう。
皆さんに、私のような波乱万丈の人生を歩めという訳ではありませんが、自分の「大感動」を忘れないで欲しいと思うのです。
「デキル習慣の法則」を学んで頂いて「常に進歩」して欲しいのです。
iPadでも自分で買う位の好奇心を失わないで欲しいのです。
それぞれに「感動」するものは違うと思いますが、その「感動」を常に心に持ち続けてバージョンアップし続けて欲しいと願っています。
2。「さいごに」
「気づき」とか「感動」などと言いますが、人は間接的な事から学ぶケースが多いのです。
この時に「デキる習慣化の法則」のように、まず「やってみる」という事が重要です。
セミナーでも同じで、学んだ事を書き留めるとか他人に話すとかしないと「デキル!」と思ったことを素通りさせてしまう可能性が高いのです。
ある方は「Inputした事をOutputしましょう」と隣近所の方に話し掛ける時間を設定されていました。
なるほどと感心した次第です。心掛けたいものです。