<月刊AMI>2012年4月号 Vol.129 ■△▽●○□


1.「変革の4月」


  右掲は、お客様の応接室に飾ってあった額に書かれていたもので、松下幸之助さんが販売店に贈ったものと伺いました。
私は、この「訓」を「成功の方程式」と名付けてお客様にご紹介しています。
この「訓」は、まず、「心に思いついた事を実行に移す事から始まる」となっています。
「やろう」と思っただけでは、何も変わらないのです。実践して始めて善し悪しが分るのです。
そして、何よりも重要なことは「継続」なのです。やり続けて「習慣」になるまで徹底することが重要なのです。
習慣というのは、意識せずとも身についた状態で何気なく実践できる状態という事です。
この状態になれば、「人格」すなわち、世間の評判が変わってくるのです。
いわゆる「ブランド」となって来るのです。
そうすれば、「天命」すなわち、運命さえも変えることが出来るという事を意味しているのです。
皆さん、この「訓」は凄いことを言っているのです。

 では、どのように実践するかが大きな課題になります。
私は、「心が変わる」というキッカケを作る事も重要な要素と考えています。
「変革の4月」は、そういう意味で重要なチャンスなのです。
日本の社会では、4月は新入学や新入社員という巣立ちがあってフレッシュマンが輩出されるのです。
この事は、誰もが経験した事なのですが、この4月を重要なポイントと認識し続けるかが重要なのです。
私は、入社2年目の時に、故十河専務から「とっちゃん、先輩になるけど、何が進歩したか考えてみよ」と言われて、その後、毎年、チェックしています。
そのチェックの中から課題が見つかり、次のテーマとなるのです。

 今年の「変革の4月」では、過去1年間を棚卸してみると
・前澤さんが次男と結婚して東京に行ったが、インターネット経由で仕事を継続してもらっている
・長男に「初孫」が生まれて「お爺ちゃん」になった
・弟が定年退職して、週3日勤務なった
・三男がシステム開発で頑張って、お客様の業務改善に役立った

などの項目があがります。

 この中から出て来る「課題」は、やはり、三男のシステム開発が大きな物です。
私が、トヨタ系販売店で作った営業支援システムの概念を入れたものが出来上がっています。
今、お客様で実践されて評価を受けているのですが、この営業支援システムを商品化してコア商品とする必要があるのです。
私は、「営業マネージャー君」とネーミングしようと思っていますが、このセミ・パッケージソフトをより多くのお客様にPRする必要があるのです。

 この一つの方法として、大阪府中小企業家同友会という団体に加盟して、いろんな会合に出て、名刺交換を始めています。
実質的には2月の入会なのですが、約1ヶ月半で65人と名刺交換して、得意の「AMIニュース」というメール・マガジンを発信して間接的なコンタクトをとっています。
今年は、この名刺交換数が課題なのです。
「変革の4月」は、「心」は大阪府中小企業家同友会に入会であり、「行動」は名刺交換、「習慣」はメルマガでコンタクトという具合になっています。

 皆様も公私にわたり「変革の4月」を迎えます。
一度、この1年間を棚卸して「課題」を発見されては如何でしょうか。
きっと「新しい行動」が生まれると思います。
素晴らしい人生のために実践されては如何でしょうか。
2。「さいごに」
 私は、もうすぐ(7月ですが)63才になります。
老人化すると意識して変革するようにしないと変れなくなって来ます。
人に会うという重要な要素も団体に加盟するという仕掛けが必要になって来ました。
サミュエル・ウルマンの詩「青春」のように「心の若さ」を行動でメイクする必要が出て来たのです。
若い気持ちでいろんな方々と交流して行きたいと思っています。


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