<月刊AMI>2011年5月号 Vol.118 ■△▽●○□

1.「年中夢求」


 右のイラストは広島県でリフォーム会社マルコシの相談役をされている木原さんです。
2年前に息子さんに社長を譲られて、自らは経営にタッチしないという事で相談役になられた方です。
木原さんとは17年前に、船井総研で一緒に勉強したことがご縁で、その後、交流を重ねています。

木原さんは、丁度一回り上の方なので自分の12年後の姿を知る先行モデルの中のお一人です。
また、木原さんからは「ディリーメッセージ」を毎週送って頂き、当方からはFax通信やメール通信を送っていますので、私は、木原さんを先生と思い師と仰いでいます。

先生は、最近、ディリーメッセージに「年中夢求」という事をお書きになりました。
「年中無休」をシャレたものですが、「夢」のように楽しく過ごして、常に新しい「夢」を求めて若さと感度を磨いておられます。
そういう意味で「年中夢求」という表現になっています。
74歳になられたのですが、日本各地でリフォームの経営や政治の応援で東奔西走されています。

先生は、イラストでも判るように体育会系の方です。
船井総研で一緒に勉強していた時は、57歳くらいでしたが、ゴルフを始めたと言って、毎日600球ほど練習して、1年でシングルクラスの腕前になられた方です。
若い人でも600球を打つのは難しいと思いますが、それを毎日繰り返す体力が素晴らしいと思うのです。
この熱心さは「ディリーメッセージ」にもつながっていて、毎日、社員さん宛てに書いておられます。
4月10日で5225号、すなわち、約14年と4ヶ月に亘るものです。

因みに、右掲の当社のFax通信は4月1日号で第361号、月2回発行なので満15周年です。
先生は、毎週7日分を送ってくださり、私は、月2回送るという関係なのですが、先生と共通する点はそこだけです。
私は、体力という面では体重だけで、とても体育会系とは呼べません。

しかし、考えてみると体育会系の方が毎日、社員さん向けにメッセージを出し続けておられ

る事は、それだけでも凄い事と思います。
この他、ハガキを毎日5通書いて出すことを日課にされていますし、地元の新聞でもコラムを担当されたりしていますので、書く量は、計りしれないものと思います。

このような方が「年中夢求」とされていますので、凡人の私たちは「つめの垢を煎じて飲む」という覚悟が必要になります。
振返ってみて、皆さんは「夢のように楽しく毎日を過ごしていますか?」と問われたら、どう答えますか?
「楽しい、とんでもない」という方が多いと思います。
仕事を楽しめないのです。不思議です。
「命」のために必要な「お金」を得る「仕事」が楽しいか楽しくないかは雲泥の差です。
「Enjoy&Fun」は堀場雅夫さんの言葉ですが、楽しくなければ仕事ではないのです。
「楽しい」を合言葉としたいと思います。よろしくお願いします。


2。「さいごに」

 東日本大震災が3月11日に起こってから2ヶ月になろうとしています。
復興というには程遠い感じです。
まだまだ、がれきの除去に追われて、その中から遺体が見つかったりしています。
そして、避難生活も10数万人と当初よりは10万人ほど少なくなりましたが、まだまだ、桁違いの規模です。
その上、原発の問題は、一向に解決の兆しもない状態で一進一退を繰り返しています。
被害に遭われた方にお見舞いを申し上げると共に、亡くなられた方に心よりご冥福をお祈り申し上げます。


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