<月刊AMI>2011年4月号 Vol.117 ■△▽●○□

1.「変革の四月」


 右図は、いわゆるスカイプと言われるパソコンで行うテレビ電話の概略です。
インターネット回線に接続されているパソコンにテレビ・カメラとマイクとイヤホンがあれば、スカイプに設定すれば、相手と通信が可能になるのです。
当社は、平成12年12月に名古屋営業所を出した時に、一度スカイプに挑戦しましたが、インターネット回線がADSL時代だったので音声がブツブツ途切れたり、画像が乱れたりして止めた経験がありますが、今回は、回線の状態もよく、また、イヤホンにしたのでハウリングもなくなり良好な会話が出来て喜んでいます。

 なぜ、今回、スカイプを始めたかという理由は、当社の女性が結婚して東京に行くことになったのです。
彼女は、当社に20才で入社して満11年在職してくれたので、いろんな面で彼女の能力に依存しています。
特に、ホームページやチラシなどの制作では、ほぼ全面的に依存していますので、お客様へのサービス継続という面でピンチの状態なのです。
お蔭様で東京でも仕事が出来る内容なので、このスカイプでコミュニケーションをとりながら行うことになったのです。
コスト的には、カメラとヘッドフォン・マイク・セットを購入するだけで、価格も数千円で済みました。
スカイプの設定も若い人たちは既に経験しているので問題なく終わりました。

 なぜテレビ電話なのかと言うと、音声だけで行うとどうしても一方的な意志の伝達になりがちという事にあります。
右掲はメラビアンの法則ですが、コミュニケーションの理解度に影響与える3つの要素を取り上げて、その割合を示しています。
一番大きな要素は「非言語」であり、表現法や好感度という要素が55%と半分以上を占めているのです。
すなわち、相手の顔色を見ながら話すことが大きなポイントなのです。
「準言語」は、資料などモノ化したもので38%を占めます。
その為には、事前にメールで資料を送っておいて、その後に、「言語」(僅かに7%)での会話に入るのです。
電話による話では、7%の理解度になるのですが、メールでデータを送っておくと理解度が高まるのです。
これらの3要素のうち、一番大きな要素が「非言語」であり、これを補完するのが「テレビ」でお互いに顔色を見ながら話すという方法なのです。

 まだまだ、始まったばかりですが「遠隔勤務」という距離の壁をスカイプで補完する大変革にチャレンジしています。
もちろん、今後、経営コンサルティングにもスカイプを導入して、遠方のお客様にも気軽にご相談して頂けるように進めて行きたいと思っています。
ICT時代と言われていますが、現実に「テレビ電話」で遠隔勤務が可能になっています。
これからが楽しみです。
2。「さいごに」

 営業系のコンサルティングに「メラビアンの法則」や「ザイアンスの法則」という物が取り上げられます。
対人的に平気な私としては、人と話するのが苦手という人の気持ちが理解し難いのですが、この問題は永遠の課題のように思います。
これからは、上記で紹介していますように「テレビ電話」の時代になります。
積極的に取り入れて、モバイル環境からも実施できるようにして行きたいと思っています。
これからが楽しみです。


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