<月刊AMI>2010年12月号 Vol.113 ■△▽●○□


1.弱者必勝の10ヶ条

当社は、仕事柄、書類が非常に多く、何もしないと机の上が書類の山になってしまう位の勢いで増えて行きます。
また、セミナーなどに参加した資料などは、特別にファイルしているので、場所を取るようになって来ています。
小さな事務室なのでファイルの余裕もないので、右掲の文書スキャナーを導入しました。
W284mmかけるD95mmかけるH77mmとコンパクトですが、一度に両面をスキャンしてPDF化できて、しかも、10枚まで自動的にフィードしてくれる優れものです。
USB接続でカンタンにパソコン接続が出来て、しかも、ふたを開けて書類をセットし、スタート・ボタンを押すだけという簡単さです。
さらに、スキャンが終わると保存場所の指定と名前をつけて保管するだけのシンプルさです。

手始めにセミナー資料をPDF化したのですが、はまってしまい、面白がって処理したところ、なんと紙を積み重ねると高さ10cmほどにもなりました。
結構な量ですが、比較的短時間で処理できるスピードです。
ただ、PDFに変換した時にファイル名をつけるのですが、後々の検索は、このファイル名が頼りになってしまうのです。
しっかりとネーミングしておかないと何の資料か想像がつかなくなる可能性がありますので、結構、長い名前にしています。

このように、当社の書類のPDF化が始まったのですが、便利な点ばかりではありません。
確かに、パソコンに保存しているのでディスク・スペースの問題が発生している訳ではないのですが、文書の容量が思う以上に大きくおよそ1GBに達しています。
ノート型のパソコンを使用しており80GBのファイル容量がありますが、このままスキャンを繰り返すと容量が大きくなりすぎてレスポンスなどに影響を及ぼしかねないのです。
そこで、ちょっと一工夫という訳ではないのですが、今、USBメモリーが廉価なので、これを使って保存するようにしたのです。
8GBのUSBメモリーは約2,000円という低価格になっていますので、大変助かっています。

この他に、Fax機はブラザーの機種でデータ受信が出来るタイプの物を使っており、ペーパーレス化が出来ています。
確かに、ペーパーレスという事で紙の使用量はグッと少なくなりました。
ただ、何事もパソコン画面を通して理解するという事が必然となります。
私も年齢的に、本来なら紙に印刷した状態の方が認識しやすいのですが、「慣れる」ということで無理にも続けていますので、最近では、違和感がなくなって来ました。

こんな風に書くと新しいモノ好きのように思われるかも知れませんが、年相応に「頑固」な部分が出て来ています。
例えば、携帯電話で画面を指でスクロールする形式の物が多くなって来たようですが、これは「拒否反応」が強いです。
iPadなどが話題になっていますが、例えば、パソコンのOSなどは、昔のDOS時代が懐かしく思っています。
Windows7の時代になって、オフィス、例えば、エクセルなどが強制的(?)に新しいものになりますが、ツールバーなどが大きく変わっているので戸惑っています。
これなどは若い人でも同じように戸惑っている方が多いようですが、とにかく、61才になって「新しい」ことへの適応力の低下を痛感しています。
「好奇心」がなくなり「拒否反応」が出るようになることを出来るだけ避けたいと思っています。、
皆さんはどんな工夫や努力をされていますか?
私は、新しいことに対して意識的に「面白い」と思うようにして、ちょっとでも「好奇心」が湧き上がるように努めて行きたいと思っています。


2。「さいごに」

上記にも書きましたが、年齢とともに「好奇心」の湧き方が変わって来ています。
若い人が新しいものに関心を持つのは当然と思いますが、私にとっては、時代の新製品、例えば、3Dテレビは余り関心が湧かないものになっています。
実は、ヤマダ電機で3Dテレビを試したのですが、あいにく、3Dの実感が湧かない番組だったのです。
ドンドン安くなって、手が届く価格なのですが、欲しいという実感が湧かなかったのです。
若い時なら「3D」がステータスとして飛びついたのかも知れませんが、そういう自負心も薄くなって来ました。
そういう切ない(?)実感を味わっています。



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