<月刊AMI>2010年3月号 Vol.104 ■△▽●○□


1.「革新」

革新 右掲は、タナベ経営さんがあるお客様に贈った額に書かれていたものです。
これは、以前にもご紹介しているので、覚えておられる方も多いと思いますが、再度、ご紹介したいと思います。
理由は、「変える」という事が、私も含めて、なかなか出来ないからです。
再度、取り上げて「腑に落ちる」状態からアクションへ進めたいからです。

 まず、「自分を変え」という事ですが、これがなかなか難しいですね。
皆さんは、自分のヒラメキで新しい行動を始めた経験はあるでしょうか?
意外に少ないのではないかと思います。
私は、サラリーマンから経営コンサルタントへ転身したのは、船井総合研究所の「客員経営コンサルタント養成学校」の新聞広告を見たことがキッカケになったのです。
このように、自分以外の情報に接して運命が変わるケースもあると思います。
こんな大きな転換でなくても身の回りに「キッカケ」となる情報に溢れているのです。
この「キッカケ」となる情報に「心」が反応した時に次のアクションが出来るか否かが「変わる」に大きく左右するのです。
 いい「情報」に接して、これはイケルっ!と思った時に、素直に「やり方」を変える事が出来る人は変わって行けるのですが、これが、案外、出来ないのです。
手にとって買う時なら、まだ、行動しやすいのですが、買うだけでなく自分で実践しなければ始まらないケースでは躊躇しやすいのです。
「やり方を変え」は、このように「躊躇」が禁句なのです。
「まず、やって見よう」という軽い気持ちが重要なのです。そういう私もブログは書いていますがツイッターは貴社の記事に接して初めてアクションを起こしました。
まだ、登録して、最初の一言を書き入れただけですが、今後の発見を楽しみにしています。
 最後の「リズムを変えよう」という点は、非常に重要です。
「自分を変え」で、何かをやろうと思い、「やり方を変え」で革新を始めているのですが、実は、「三日坊主」に終るケースが多いのです 。
多くの場合、堀場雅夫さんがEnjoy&Funとおっしゃるように、「楽しむ」という要素と「熱中」する要素の相乗効果なのですが、まず、「楽しむ」という心境になれない場合も、結構、多いのです。
私は、「楽しむ」前に「好き」になる事が重要だと思っています。
「好き」になる為に、とにかく、集中して実行するようにしています。
この「集中」して繰り返すことで「コツ」のようなものが見えて来て「楽しむ」というレベルにアップするように思っています。
そして、繰り返している中に「コツ」が自分のものになって来ると「楽しい」から「熱中」へヒートアップするのです。

 このように、私は、「情報」⇒「イケル!」⇒「アクション」⇒「やり方」⇒「楽しむ」⇒「熱中」とレベルアップすると考えています。
皆さんにお願いしたいのは、最初の「情報」のつかみ方です。
情報化時代なので、毎日、無数の「情報」が氾濫しています。私は、「関心」というフィルターがないと「情報」⇒「知識」へと入り込まないと思っています。
危機感というフィルターも趣味というフィルターも教養というフィルター・・などと多種多様です。
私は、若い人に習いながら「関心」のフィルターを広げて行きたいと思っています。


2。「さいごに」

今回、「変革」という事を書きました。
誰しも「マンネリ」で良いとは思っていませんが、ついつい、惰性に流されるのも事実です。
本当に、人間って本性は「なまけもの」と思います。
その「なまけもの」状態から意図して脱出できる人がEnjoy&Funを実感できるのではないかと思っています。
そういう人を多く発掘したいと思っています。



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