<月刊AMI>2009年12月号 Vol.101 ■△▽●○□


1.「重大ニュース」について

年末になると「重(十)大ニュース」という言葉が飛び交います。
1年を締めくくるに当たって出来事を振り返ってみるという意味があります。
大きな視点では、なんと言っても「政権交代」ですね。
その後の「事業仕分け」も話題になりました。
明るいところでは、WBCで原ジャパンが連覇したこと、イチロー選手が9年連続の200本安打達成やゴジラ松井のMVP、巨人の日本選手権優勝、そして、ゴルフでは、石川遼選手が賞金王、池田勇太選手の台頭、そして、マルちゃんこと丸山茂樹選手が10年ぶりの国内ツアー優勝、相撲では横綱白鵬の年間86勝、大関魁皇が幕内通算98場所や歴代2位の805勝でしぶとく頑張っていることなどがパッと思い出します。

 しかし、このように良い事ばかりではなく、小泉元首相が「鳩山政権は来年の参議院選までもたない」と警鐘を鳴らしているように、リーダーシップの欠如が顕著になりつつあります。
確かに、「デフレ・株安・円高」の3重苦が迫っているのに、僅か数名の社民党や国民新党の主張に振り回されている状況は、国民に目線ばかりでなく、海外からも見放されつつあります。
普天間基地の返還問題でもアメリカから「アメリカとの関係か社民党との関係か」ときつく迫られる状況では、幾ら「2020年比25%ダウン」と叫んでも国際的なリーダーシップは得られないと思います。

 また、個人的な面に目を向けると、10月末に「坐骨神経痛」になって、1週間の間、全く身動きが取れなくなったという危機がありました。
お蔭様で、その後は徐々に回復してお医者様から重いものを待たない点や階段などはなるべくエレベーターを利用する方向で行くようにアドバイスを受けていますが、その他は自由になって来ました。
経営的な面では、2月にお客様が入院されてコンサル契約が終ったことで、会社の収支計画が成り立たなくなり、社員の前澤さんに事情を話して会社都合で回顧し、契約社員として出来高に応じた報酬という形で継続勤務して頂いています。

 このような危機から、当社の営業面を強化すべく、まず、大阪商工会議所でセミナーを3回行い、さらに、ザ・ビジネスモールに登録して色んな会社から問合せが来る仕掛けを行い、ネット入札の競争率の高さの中で、根気良く入札を繰り返してチャンスを拾っています。
また、紹介という面では、友人から2社、お客様から1社の紹介を得ています。
さらに、営業面を強化する方向で、東大阪商工会議所に参加することや民間のビジネス・マッチング会社にも登録をするという方向で進めています。

 ともかく、「危機」をチャンスに変えるという点で当社のオリジナル・メニューとしてMMQCという業務改善を商品化してお客様での実践で役立っています。
我ながら「人は失って始めて有難さに気づく」という事を痛感し、「失う」という危機の鞭で動かされた形になっています。
達磨大師は「不安というものを書き出せ」と教えておられますが、「危機」を書き出すことでアクション策が決まって来るのです。
この事を痛感した1年でもあったと反省しています。


2。「さいごに」

インターネットにYouTubeという動画サイトがありますが、このサイトを利用するサービスを始めました。
自社では、「ビデオ・メッセージ」という形で2004年4月から2007年4月まで3年間ストーミング配信していました。
このストリーミング配信は、専用のレンタル・サーバーを利用したものだったので、経費削減で中断したのです。
この度、「1分動画配信」というサービスでお客様の1番の技術やサービスを紹介するコンテンツづくりを行い、その保管サーバーにYouTubeを活用することにしたのです。
「メラビアンの法則」と言いますが、ビジュアルで迫る告知法を開発しました。



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