<月刊AMI>2009年9月号 Vol.98 ■△▽●○□
1.「儲ける」と言う事
右掲は、楽笑さんの「三ツの約束」という「訓」です。
誰しも 「お金は大好きやけど人と仕事はむずかしいな〜」
という下りに悩む訳であります。
「お金」は「儲ける」という活動があって初めて手に入るものなのです。すなわち、「商品」を「お客様」に買って頂いて、その対価として頂くのが「お金」なのです。この事は、営業部門だけの問題ではなく、企業活動の全てに関係するものなのです。
全ての方が「儲ける」という事を頭の片隅において仕事して頂けると会社は大きく変わってくるのです。
「儲ける」という意識を働かすという事は、作業者として受身で仕事するスタイルでは、なかなか生まれない事と思います。
「やらされる仕事」から「仕事が好き」というシフトが重要なのではないかと思います。
「仕事」が好きになれば、「人」(お客様や仕入先・同僚)も好きになれるし、その結果、「お金」になって返って来るのです。
この楽笑さんの「訓」には、そういう背景があるのです。
皆が「儲ける」という意識を持つと「今のままではダメだ」という意識が出て「改善」という活動に変わるのです。
こういう集団が強くなるのです。
貴社は、今期のテーマを「サービスイノベーション」とされて、5つのグループに分かれて活動されています。
毎月の中間報告と3ヶ月に1回、役員報告会のペースになっています。
この時に重要なポイントは、「儲ける」という点です。
活動した結果、例えば、スペースが空き作業がやり易くなりましたというのでは、客観的な評価が出来ないのです。
確かに、現場でおられると重要な事なのですが、その結果、スペースが何u空けることが出来て、坪単価xxxxx円ならば、月間xxxxxxx円儲ける事が出来ました。さらに、作業効率も1回当りxx秒の省力化になり、1日yy回なので、時間単価xxxx円ならば、xx・yy÷3600x22日=zzzzzz円という風に金額換算することが重要です。
この金額によって客観的な評価になるのです。
誰しも「大きな成果」を狙いたいのですが、なかなか、成果に結びつかないのでは、途中で挫折する事が多いのです。
まず、皆さんで問題と思うことを書き出してください。
その中には、欠点もありますが、長所を活かせていない点もあるのです。
欠点を改めるには、物凄いパワーが必要ですが、元来、長所というものであれば「即効果」につながり易いのです。
貴社では、3ヶ月に1度役員報告会があるので、そのタイミングで成果として報告出来ることが肝心なのです。
ぜひ、問題点を書きあげて、その中から、本来、貴社の長所である筈の問題を見つけ出して、すぐに成果の出るテーマとして確実に成果を出すようにして頂きたいと思います。
そして、順に大きなテーマにチャレンジして、経験を活かして行くことが重要です。
何事もPDCAのサイクルを回すことが重要なのですが、1回の報告に終らずに、順に、報告出来るように頑張って頂きたいと思います。
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