<月刊AMI>2007年2月号 Vol.67 ■△▽●○□
人は誰でも自分が可愛いものである。 しかし、人の世を生きて行くには、自分中心という訳には行かない。 堀江さんや村上さんのように「金」中心に振ってしまうと「生き方」自体がおかしくなってしまうのである。 私は、トヨタの「1にユーザー、2にディーラー、3にメーカー」という主義が他の方たちも持って欲しいと思っている。 ラクして儲けるのも結構な話だと言えるが、その行為がお客様の役にたっているかという視点が根底にあって欲しいと思う。 「談合」という事件が後を立たない状況であるが、ベースの「生き方」をしっかり見直す必要を強く思うのである。
昨年12月末に安倍政権の不祥事が続発したのだが、その中で、行政改革大臣に指名されたのが渡辺喜美大臣だった。 TV会見で渡辺大臣は「安倍首相から期待されている事は突破力です」と答え、ついで「突破力は、腕力・気力・持続力。」と話された。 私は、この「腕力」という言葉に強烈なインパクトを受けた。 閉塞した状態になった時、誰しも「なんとかせねば・・」という思いを持つのだが、アクションにつながらず、逆に、「無いものねだり」という事で自分を正当化しようとする人たちが多いのだ。 欠けているものがあってもそれをカバーするのが「人間力」という視点で考えないのである。 このような他責化するような方々は、案外、「こんな給料・・」とボヤイている。経営者としては、なんとも溜まらない話だ。 「儲かったからと言って、一人占めするのではなく、金が不足するという事で私財まで担保に入れる」という状況を理解して欲しいものである。 稼げば給料を改善できるという事を自覚して欲しいと思う。 最近の状況では、皆が他人の顔を見合って自分だけが目立つのを控える傾向があるが、これでは誰も動けないのである。 こんな状況から「オレがやる!」と引張っていく「人」が出現して欲しいものである。 コンサルタントとして、そういう「人間力」をコーチングできればと考えている。
私がサラリーマン時代に入会したゴルフ場に久しぶりに行った。 昭和61年(86年)だから20年以上経過している。 この年は、約20回ラウンドしてハンディキャップ19になった。 しかし、その後、父が病気で働けなくなったので、殆どゴルフをしなくなった。 一昨年末に父が他界したので、母一人という訳で、その母はお蔭様で元気である。 このように、状況が変わってきたのでゴルフを始めようと思い立ったのである。 しかし、困ったことに、サラリーマン時代と違って、一緒に行く仲間がいないのである。 長いブランクがあるので腕前が劣っているので、メンバーの特権で1人で行き3人のパーティに加わるという勇気がなかなか出なかった。 年が改まって、「えーい!」という事で1人で行く決意をした。 結果は、49、62という事であったが、これからハンディを申請して競技会に出たいと思っている。