<月刊AMI>2006年8月号 Vol.61 ■△▽●○□


1。最近感じること・・「金の匂い」について


皆さんもよくご存知の歌手である舟木一夫さんのエピソードに、長く低迷した生活の中で、息子さんに自分の部屋を与えたいと一念発起してあるプロダクションの社長さんを訪れたというものがあります。
その社長さんは舟木さんの話を聞いて感動したのですが「舟木さん、あなたに悪いが金の匂いが漂っていない」と言ったのだそうです。
舟木さんは、自分なりに努力して新曲やコンサートを行い、一年後に、その社長さんを再訪したそうです。
そして、熟年ご三家として「橋、舟木、西郷」のツアーが生まれたそうなのです。
この「金の匂い」という言葉が長い間、気にかかっていたのですが、最近、体感的に分ったような気になっています。
それは、今、先月も触れたように3つの商品が出来て、それも他社が売ってくれるという状況にシフトして、次から次へと世界が広がっているのです。
この状況で、明日への期待感も高まっているのですが、実は、内心の「わくわくドキドキ」が自然にオールの如く漂っているような感じがするのです。
これぞ「本物」のオーラと思います。自然にいい話が来るようになっています。
「金の匂い」とは、こんな状況なのかな?と思っています。


2。ビデオ連動、ちょっと役に立つヒント・・「凡事徹底」

「凡事徹底」という言葉は、恐らく殆どの人が理解されていると思いますが、現実的には、これが一番難しいことなのです。
「凡事」とは、当たり前の事と意味すると思いますが、この「当たり前」をやり続けることが大切なのです。
「人」には、いろんな思いが浮かび「心」が揺れ動くので、折角、やり始めたことが途中で放り出されてしまい、次から次へと移ろうのです。
それが人間なのでしょうが、イエローハットの鍵山相談役は「凡事徹底。10年偉大なり、20年畏るべし、30年歴史なり」とおっしゃっているとの事です。
例えば、地域美化ということで「そうじ」をすると言うことにチャレンジするのですが、その言い出した人(大抵は社長さんなのですが)が一抜けてしまい、形骸化した社員さんのそうじする姿が見受けられます。
形骸化しているので、傍から見ていても「感動」が沸かないのです。
それを10年以上も率先垂範されている広島の木原先生のところは、「そうじ」を通じて「会社そのものが商品化(ブランド化)」されています。
本当に「10年偉大なり」を実感します。
私たちも「ひとつ」を決めて「10年偉大なり」を目指したいと思います。



3。さいごに

何事も「知識・経験・根性」の3要素が必要であることは明白です。
前述の「凡事徹底」も同じなのですが、「いい話」を聞いた時に、いざ自分が実践する際に「大きな障害」となるのが「知識・経験・根性」の3要素なのです。
実は、「経験」を重ねることが難しいのです。
本当に「信念」という根性が必要になるのです。
それだからこそ「10年偉大なり、20年畏るべし、30年歴史なり」と言えるのだと思います。
この「月刊AMI」は2001年7月創刊となっていて、もう5年を超えています。
2004年4月からはビデオ発信も行なっています。これも2年以上続いています。
「蓄積効果」という言葉がありますが、継続して行きたいと思います。

 
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