<月刊AMI>2006年3月号 Vol.56 ■△▽●○□
連日、イタリア・トリノで行なわれている冬季オリンピックのTV中継でがっかりすることが多くありました。 初っ端の「原田選手の200gで失格」から始まってメダルがとれない状況が続きました。 時差の関係で深夜に放映されるのですが、眠い思いの反動でガックリの連続でした。 ようやく、終盤になって荒川選手が「金」をとってくれました。 フィギア・スケートの採点方法が変わって、かつて世界選手権で「金」をとった彼女が「どん底」を体験したそうです。 荒川選手はイナバウアという演技で自己アピールしたのですが、これは採点対象ではないとの事です。 点を取りに行くのが普通なのですが、敢えて自己主張したところに感動しました。 門外漢なので深くは分かりませんが、彼女の姿勢に大いに感動した訳です。
波動学という分野で「出入りの法則」というものがあります。 私は「波動学」の専門家ではないですが、世の中は「出したものの2倍返ってくる」という教えに共感するものがあります。 ところが、「小売」などの分野では例えば「ちらし」を打つという行為は、即効果として計測されるのでどうしても近視眼的になってしまいます。 また、継続して「ちらし」を打つようなお店は、マンネリが充満して「ちらし」を打つことが目的化してしまうのです。 十分な準備なくして、とってつけたような「ちらし」では価格以外の訴求しかなくなってしまうのです。 最初のころの「準備に込めたエネルギー」がなくなってしまい、ついには「費用対効果」の費用の方が大きくなってドンドン「華」を失っていくのです。 これは、うまく行く訳がありません。 このような状態になった時に、「原点」に戻って考え直す必要があります。 売りたいや儲けようという現実の課題から離れてみると色んな楽しいアイデアが浮かんでくるものです。 この「楽しい」がポイントだと考える訳です。 「楽しい」がなくて「入り」を期待することは横着というものです。 そのような傾向が強くなってきていますが、今一度「原点」とは何かを問い直すことも重要と思います。
随分、春めいて来ましたが、今年は「梅」の開花が遅いとのことです。 寒い冬から解放される「春」が待ち遠しいと思います。 毎日、日曜日も関係なく仕事詰めでいますが、1日くらい休みをとってゆっくりしてみたいと思う陽気になって来ました。 アメリカに住む大先輩から「働きづめの解毒法5つ」をアドバイスして頂きましたが、その中に「姿を消せ」がありました。 思い切って「姿を消す」勇気を持ちたいと最近、強く思っています。