<月刊AMI>2006年2月号 Vol.55 ■△▽●○□
元プロ野球選手の福本豊さんが「練習は正直!」とよく言われます。 これは、プロ野球に関わらず他の世界でも同じと思います。 お店を経営していると仮定しますと平素何もしないお店と例えば「おそうじ」という単純な作業でも熱心にしている店とでは必ず「差」がつきます。 「何もしない」と「何かする」との格差なのです。 よく「寸暇」を惜しむようにと話すのですが、「寸暇」があっても行動の仕方が分からないようです。 ぜひ、自分流の「寸暇」活用法を身につけてください。
経営コンサルタントとして多くのお客様に接していると所謂「マズローの欲求5段階説」(生理的欲求,安全の欲求,親和の欲求,自我の欲求,自己実現)で 生理・安全の領域にレベルダウンしている方が多く見受けられます。 最初は「やる気」をもって入社して、まず「親和の欲求」のレベルからスタートするのですが、 残念ながら「自我・自己」へ向かい続けるのではなく、いつしかマイナス思考で「生理・安全」へ下降してしまいその「殻」を身に付けてしまっているのです。 所謂「やっても同じ」という精神状態でいる方なのです。 このような状態になった方を再正させる「社員再正法」という手法があります。それは、 1)「ベーシックな仕事」に集中させる →「仕事」に喜びを見つけられるまでやってもらう→「好き」になる第一歩 2)話してモチベーションを明確化する →発見した事を聞いてやり、「やる気」化する 3)「目標」を与える →その「やる気」を通じて「夢」を持たせる この第2段階の「会話」ができない上司が多いのです。 それをやりやすくするのが「飲みニケーション」という伝統的な手法です。酔った勢いで言うのですから少し問題があります。
ホリエモンさんが「家宅捜査」を受けてピンチに陥っています。 急激に成長した歪みと言われるかも知れませんが、元幹部社員の告発が発端のようです。 「不徳の致すところ」という言葉がありますが、元幹部社員の密告ならば正しく「不徳」なのです。 「想定の範囲内」というホリエモンさんの言葉がありますが、 仮に「密告」ならば大変な「想定外」だと思います。 彼の「株」に対する言動では「法の隙間」を狙ったやり方で成功したのですが、 それが「法の範囲内」で収まっていなかったのです。 大変なピンチですが、ホリエモンから「堀江文無し」とならないように頑張ってほしいと思います。