<月刊AMI>2005年2月号 Vol.43 ■△▽●○□

1。最近感じること・・「継続は力なり」


松下幸之助翁の言葉に「失敗とはあきらめた瞬間に来るもの」という意味合いのものがあります。
よく「見切る」という言葉を使いますが、一律に適用できるものではないと思います。
「あと一歩」と「成果」のバランスを計る必要があります。
お客様は幾らでもあるのだから時間ばかり経過してグズグズしているようだったら「見切れ!」と指示するのです。
私は、「見切る」とはその時点で捨てるというのではなくアクションとして中断し、電話やDMなどで「繋ぐ」ことがポイントになると言っています。
展示会などに来た「お客様」をその場で「見切る」のではなく、定期的な案内で再度「動かす」という事が成果を3倍化させると言っています。
この定期的に案内を出すという「企画力」および「継続力」がこれからのビジネスの重要なポイントと考えています。


2。ビデオ連動、ちょっと役に立つヒント・・「上司の能力」

経営コンサルタントとして活動を始めて約10年になります。この間に数多くのお客様と接してきました。
セミナーだけのお客様、研究会に来てくれたお客様、訪問させて頂いたお客様、実際に指導させて頂いたお客様、そして、今も指導させて頂いているお客様・・本当に数多くおられます。

これらのお客様から「変革」したいという願いが感じられますが、実際に、ご自分で「変革」されるお客様は約3%程度だと思います。
大抵の場合、分かったけれども着手できないとケースが多いものです。

その理由を考えると日本の風土という壁に突き当たります。米国のビジネス観を公式で表すと

「業績」=(上司の能力)2x「(部下の能力)+(環境)」

となります。即ち、上司の能力が重要視されていて、業績が悪いとカンタンに上司の首が変わるという風土なのです。その為に、上司は

「環境」x「やり方」==>
     「部下の能力」(やる気≒仕事量:お客様の支持)


という公式で部下に迫る訳です。

すなわち、「環境」や「やり方」を変える事が「上司の能力」という風土なのですが、この辺の事情が日本では大きく違うのです。責任の問われ方が違うのです。「首」がかかっているプレッシャーがないので、「分かったけれど・・」という事で「事なかれ主義」に入り込んでしまうのです。この風土から脱出する為にコンサルタントとして呼ばれるのですが、私の場合、お客様を動かして「仕事量」を確保し、それによって社員の「やる気」を引き出す方式です。

よく「成果主義」と言いますが、これからの「管理職」と呼ばれる方の報酬は、その方向になって行くと思います。「結果」に責任を取る時代です。従来の「護送船団」方式ではなく、精神的なタフさが求められる時代になり、報酬も大きく変わる時代になって行くと思います。


3。さいごに・・「反省」する「時」と「場」

最近、「その他大勢から抜け出す11の成功法則」という本を読みました。この種の本を定期的に読むようにしています。
そして、船井先生から教わっている「素直・プラス発想・勉強好き」や「時流適応・力相応・一番主義」「マクロ・ミクロ・えいやぁ!」「本物の4条件」(シンプル・卓越した効能・経済性・副作用レス)などと照合するのです。
本に書いてある事とこれらの事を合わせながら理解しています。基本を新しい本から再確認しながら、新しいことを取り入れています。今回は、「反省」する「時」と「場」が重要だと再認識しました。
「時」は毎晩が基本で、「節目」ごとに長期的に反省とアクション計画を立てることになります。
これは、今までも出来ているのですが、「場」という中で、「風呂場」という下りが目新しく感じました。「風呂場」で新しい展望がヒラメクというのです。この辺を大切にしたいです。

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