<月刊AMI>2004年12月号 Vol.41 ■△▽●○□

1。最近感じること・・「変化」について


先日、ラジオで元阪神タイガース監督の野村さんの話を聞きました。その中で、野村さんは「変えることが変革だ」という主旨の話をされて大いに感銘を受けました。変革と叫んでも何も変えないでは進まないのです。変えることが進歩なのだという点を強調されていました。

人の習性として「居心地」のよい方向に向かう傾向があるので、一度、満足する環境になるとそれを維持しようという「保守」の傾向が強くなるものです。これは「年齢」と相関すると思います。企業も社歴が長いほど保守化が進んでいます。私は「化石化」と言っていますが、「前例」という安全弁に頼ろうとするのです。

あるお客様で「出金伝票」が4枚複写になっていました。それこそ「儲け」につながらない伝票に多額のコストをかける必要があるのか疑問に思います。我々のようなSOHOでは、パソコンの表ソフトで出金伝票を作っています。それでも充分だと思うのですが、今だに4枚複写でハンコを何箇所も押印しています。

皆さん、笑い事ではありませんぞ。きっと、身の回りに似たことが散らばっていますよ。チェックしてください。


2。ビデオ連動、ちょっと役に立つヒント・・「Let’sはぴe学園前」

今月1日、奈良市学園前に「Let’sはぴe学園前」店をオープンさせました。このお店は「オール電化」を推進する目的で当社のお客様が関西電力さんの支援を受けて実現したお店です。私は、このお店を実現させる「事業部長」として総合的にコーディネートさせて頂きました。

実は、当社のお客様は静岡県の電材問屋さんなので、奈良県とは無縁の関係であります。従って、経営の4要素と言われる

「人」・・一番重要ですが、当方で採用する
「物」・・仕入先開拓を当方で行なう
「金」・・販売促進協力費を仕入先から調達して軍資金にする
「情報」・・お客様がゼロの状況からスタートする

が、殆どゼロという状態からのプロジェクトとなりました。

お蔭さまで1日から5日までのオープン・イベントでは合計160組の実商談客が来店されて、即売案件やリフォーム案件が続出しています。

このお店を1号店とする「Let’sはぴe事業」は、関西電力管内で100店舗のFC展開する計画でいます。1号店で得たノウハウをドキュメント化して行きたいと思います。この事業プロジェクトの根幹は「ホリスティック戦略」という構図になっていますので、来月から各パート毎にご紹介して行きたいと思います。ご期待ください。



3。さいごに・・「有言実行」について

営業の前線に立つと「お客様」の壁が高く感じられるものです。その結果、「来月これだけ売る」という話は自己申告では起こってこないものです。会社という存在から「ノルマ」という形式で与えられる所が多いと思います。私は、コンサルタントとして「来月、xxx売るにはxxx」と考えて行動を起こすように指導しています。上記のお店では、メーカーさんと4ヶ月で「xxx台を売るので、xxの掛率で仕入れる」という「にぎり」をしています。xxx台を売るという「思い」を相手に伝えるには「勇気」がいるものですが、一度、公言すると相手も積極的になって協力してくれるものです。本当に「一緒に」なって考えてくれるものです。皆さん「有言実行」して見ませんか。

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