<月刊AMI>2004年9月号 Vol.38 ■△▽●○□ 1。最近感じること・・「ちょこっと変身」
脱マンネリという課題は、とても重要な事です。コンサルタントを雇う企業のニーズにもこの「脱マンネリ」という要因が入っています。通常は「無事これ名馬」という事で、几帳面に働いておられますが、時代が変わって行くのでズレが生じているということが潜んでいるのです。カンタンな例では、喫茶店のマスターというのがあります。マスターに年齢というものがあって、それに応じた客層がつくものです。ところが、年々加齢するので「お客様」の状態が変わっていくのです。ひとり減りして行くのですが、それに見合う「新規客」がなかなか捕まえられないのです。喫茶店の客層という要因をしっかり把握して、こまめに「ちょこっと」ずつ「変身」して行かねばならないのです。これは、一般に普遍化できるものです。常に「脱マンネリ」を意識しておかないとズレが大きくなってしまいます。
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2。ビデオ連動、ちょっと役に立つヒント・・「信念」
「信念」を辞書で調べると「固く信じて疑わない心。行動の基礎となる態度。」とあります。「人」という存在は不確かなものであり、いつも「信念」を貫き通すということが難しいものであります。それは、好調・不調に関わらず、108もあるという「煩悩」に悩まされます。「信念」を貫こうとする自分と「うまく行きたい」という自分に挟まれる訳であります。 |
3。さいごに・・「オリンピックの浜口親子」 今回のアテネ五輪のポイントは、谷夫妻や室伏兄妹の活躍や、長嶋ジャパンや女子ソフト・サッカーなどと思いますが、中でも、女子レスリングは興味深い結果になりました。伊調姉妹の金銀の明暗、くやしさと喜びなども「感動」ものでした。私は、「浜口親子」のファンになりました。強烈な個性のアニマル浜口さん、その「気合だ!」という声をしっかり受け止める娘の京子選手・・すばらしいですね。銅メダルに終わりましたが、瞼を腫れ上げた顔で堂々と笑顔でインタビューに応じる姿には、本当に感動しました。ちょっとの差で決勝に出られなかったことを悔やむのではなく、堂々としている姿から大きなものを学びました。 |
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