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       ** AMIニュース 2016年 5月21日 **

       メールは、弊社のお客様に送っています。 Vol.488

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1.トピックス

皆さん、こんにちは、エー・エム・アイの栩野(とちの)です。

今週は、初夏という感じの温かい日が続きました。

クールビズで頑張っていますが、エアコン洗浄を済ませて試運転。

しかし、試運転すると脇が甘くそのまま高い目に設定(26℃)して、
エアコンを入れています。

まぁ、電気代か生産性かの選択と思っています。

後者の方で爽やかな環境で仕事しています。

さて、升添さんはダメですね。

「第三者」って、誰って思うのに一点張り。

粘れば粘る程、値打ちが下がると思います。

男は引き際が肝腎と言いますが、まさに、その通りと思います。

そんな中でエジプト航空のA320が墜落というニュースがありました。

約150人乗りの中・近距離機という事なので、乗客乗員66名が犠牲になった
との事ですから、4割程度しか乗っていなかったという事に驚きます。

2001年の9.11テロ事件は衝撃的で、その後、世界的に旅行が停滞して、
不景気になったのを思い出します。

仮に、今回の墜落がテロが原因なら、ヨーロッパや地中海方面の旅行に影響が
及びかねません。

ただでさえ世界経済が停滞気味なのに拍車をかけることになると大変な事態に
なりかねません。

心配ばかりしていては何事も前向かないですが、頭に入れておかねばならない
と思います。

円高株安という流れが加速しかねないのです。

G7財務相・中央銀行総裁会議でも財政出動には足並みが揃わずという感じで
思うようには行かないようです。

どんな策が出るか注目して行きたいと思います。




閑話休題




「V字回復」という言葉があります。

業積が長く低迷している状況から反転上昇へシフトする事ですが、
それにもいろんな「やり方」があります。

まず、もちろん、何故、業績が長く低迷しているかという原因を知る必要が
あります。

1)商品力が弱いので売り負けている
2)お客様(市場)自体が元気なく縮小している
3)自社の営業員の能力が劣っている
などが考えられます。

それらの原因が重なって赤字体質になり、借金が増えているのです。

借金が重なると借入金の返済負担が重荷になって、赤字体質が濃くなり
手を打つにも資金がないという状況に陥ります。

その結果、金のかからない対策として「売って来い」という檄が飛び交い
営業の方ばかりでなく、間接の方も駆り出されるのです。

もちろん、必要な対策の一つですが、何も問題を解決していないので、
余り精神論を打ち出すと社員は手がかりがない状態で売りに走るだけになり
ついには精神的にも折れるのです。

中には、適正な利益を度外視して低粗利で価格訴求に流れる者が出て、
ますます、負のスパイラルに陥るのです。

当社のブログで「返済可能売上」について書いています。
参照 http://amiami.txt-nifty.com/blog/2016/05/post-922b.html

要は「借りたら返さねばならない」という事なのですが、利息は損益計算書に
計上されますが、「元本返済」は貸借対照表の現金から返済なのです。

カンタンに言えば、経常利益で元本返済するという事なのです。

「経常利益」=「売上」-「原価」-「販間費」-「利息」
という公式なので、
「販間費」+「利息」+「元本返済」
分を粗利益で稼ぎ出す必要があるのです。

経常利益を出すのも苦しくなっているのに、その上に「元本返済」なので、
本当に厳しくなります。

毎月、元本返済100万円をするとなると粗利益率20%なら、
100万円÷20%=500万円
の売上を上乗せする必要があるのです。

これは、非常に難しいのです。

そこで、コストカットに着手する必要があるのです。

ムダな経費を削減する上に、例えば、パート・アルバイトの就労時間を下げる
とか社員の残業カット、賞与のカットなどに進み、ついにはリストラとなる
のです。

社員が辞めるという事が起こるのですが、普通なら補充を考えるのですが、
敢えて補充せずに人件費を抑える方向で進めることになります。

経費削減は粗利と同じなので、元本返済分に応じた経費削減が出来れば、
何とか、資金が回って行くのです。

しかし、元本返済分に相当する経費削減は非常に難しいのです。

パート・アルバイトの就労時間制限や社員の賃金カット賞与カットになると
職場の雰囲気が悪くなるのです。

真面目な方にしわ寄せして、大きな負担になるのです。

こんな状況では長続きしないのも道理です。

やはり、「商品・技術・サービス」を磨いて「売れる」状況に持って行き、
その上、「手順・ツール・トーク」を準備して誰でも売れる状態にする事が
大切になるのです。

「商品」の強化にはいろんな方法がありますが、まずは、仕入を下げる事で
安く売っても儲かるようにする必要があります。

10年程前に、「オール電化」のプロジェクトを担当していた時に、
毎月5件ほど売れていたのですが、その時の仕入は「都度買い」だったので、
仕入原価が高かったのです。

そこで、「2ヵ月で10件売る」とコミットして仕入先と交渉したら、
5%もの割引が出たのです。

当時のIHヒーターとエコキュートの売値がセットで100万円を超えて
いましたから、5%は5万円になったのです。

この5万円は大きな武器になって拡販が出来たのです。

こういうコミット方式の仕入方もV字回復には必要になります。

しかし、売れないと在庫に残る事を覚悟しておかねばなりません。

これは責任者の肚次第です。

最後は、リスクを覚悟に展開できるかという事だと思うのです。

まぁ、借金地獄にならないようにしたいものですが、なってしまったら、
コストダウン・待遇変更・リストラなどの辛い対策にも勇気を持って行い、
商品力回復にも「にぎり」(コミット)方式などの対策も重要になります。

両方を同時というのは難しいと思います。

コストダウンや待遇変更・リストラなどで士気を下げる前に、
商品力回復の手立てが先行したいものです。

ご参考にならないかも知れませんが、着実に手を打つことが大切です。

「神風が吹く」と願うのでは心もとない限りです。




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ブログ「障子を開けよ!外は広い」:今週の記事から2つ

★シェア、回転率、粗利率
http://amiami.txt-nifty.com/blog/2016/05/post-6fa5.html

★t-PA増加で血栓を溶かす。
http://amiami.txt-nifty.com/blog/2016/05/post-8b90.html

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「小さな会社のICT戦略」
http://www.web-ami.com/d_b/027.pdf

「営業マネージャー君」
http://www.web-ami.com/d_b/028.pdf

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★本日のコラム:「ガンタベール」・・③
企業版「ガンタベール」の2回目。「ムダ・ムラ・ムリ」は改善の3つの
視点です。私はサラリーマン時代から営業所のOJT活動しており、
営業マネジメントに取組んで来ました。その経験をご指導しています。

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「ちょっとの差」全101篇をホームページでランダムに表示するように
改めました。
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