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       ** AMIニュース 2015年 1月 4日 **

       メールは、弊社のお客様に送っています。 Vol.416

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1.トピックス

皆さん、明けましておめでとうございます。

エー・エム・アイの栩野(とちの)です。

今年もよろしくお願い申し上げます。

明日からお仕事という方が多いと思います。

この年末年始の休みでどんな英気を養われたでしょうか。

私は、昨日、NHKの「NEXT WORLD」という番組を見ましたが、
幼い頃にマンガ雑誌に描かれた未来が、今、実現されているように、
この番組で描かれる30年後の世界はやって来ると思います。

30年後、私は、95歳です。

番組では30年後は「平均寿命100歳」という事で描かれていました。

私も「百歳現役」の夢が実現されると思います。

まぁ、徳川家康のように健康に長生きが決め手と思います。

さて、NHKの未来学ではなく、現実の「人間学」的なことがありました。

それは、正月恒例の箱根駅伝で青山学院が往路・復路も完全優勝した事です。

私は関西学院の出身なので少し興奮しました。

別にキリスト教の宗派が同じというだけで姉妹校という関係ではないのですが、
どこかよく似た校風のように思い、思わず力が入った感じになりました。

東京で早稲田や慶応・明治などの個性派の大学の中で、どことなくお坊ちゃんの
校風、これは大阪で言えば、同志社に対する関西学院という関係で校風もよく
似た感じです。

その校風ですが、箱根駅伝と言えば、駒沢大学や東洋大学などが近年話題を独占して、
古豪の早稲田や明治が圧力をかけるという状況で青山学院が話題に上ることが
ない年が続いていたのです。

その青山学院を11年かけて廃部の危機を乗り越えて完全優勝にまで
原監督が育てあげたのです。

表面の事しか分からないのですが、直感的に
「戦略」と「選手育成」の両輪の賜物と確信しています。

私は経営コンサルタントをしていますが、この青山学院の完全優勝は
ビジネスにも参考になるところが沢山あると思ったのです。

まず、何よりも「戦略」を立て人材育成に当たった学校関係者の強い意志です。

「知情意」と言いますが、まず「意」が強い根底にあったと思います。

「知」≒「戦略」が重んじられますが、それだけでは「人の心」を動かせないのです。

すなわち、この優勝には「意」や「情」が根底にあると直感したのです。

次に「戦術」という面で監督と寮母という2つの要素で、
強い「意」をベースに「情」を交えて選手育成したと推測したのです。

廃部の危機という位ですから陸上部の状況もかなりレベルが下がった状況で、
全国から優秀な生徒を入学させて「朱に交わらない」というのは大変だった
と思います。

この状況は、今、ビジネスの世界では会社存続の危機に追い込まれる企業にも
大変参考になる事柄です。

「どうせうちの会社は・・」と言う負け組みの社員が蔓延している中で、
風土を変えようと新人を採用するケースに似ているのです。

青山学院の陸上部のHPを見ると
長距離監督が原 晋さんで寮母が原 美穂さんとなっているのでご夫婦のように
推察する訳です。

『「意」をベースに「情」を交えて選手育成』と書きましたが、
まさに原監督ご夫妻の「意」と「情」で選手のモチベーションを維持した
と言えるのです。

この育成の「戦術」で「人」という難しい存在の才能を引き出したと思います。

企業では無防備にモラールの低下した集団に新人を配置して、
折角の若い情熱を打ち消すような状況が多いのです。

私も経営コンサルタントとして古参社員から「栩野さん、こんな会社・・」と
わざわざ呼び出されて言われるケースを何度も経験しています。

この初体験はトヨタ販売店勤務時代に改善指導である営業所でNさんという
サービスマネージャーに
「栩野さん、こんな会社で真面目にするやつはアホや」
と言われたのです。

この時、「くそ!絶対、改心させてやる」と決心して改善指導に通い、
この営業所のサービスを毎月目標を達成させるまでに変革させ、
このNさんは後に労組の委員長を経て幹部になっておられます。

確かに、「知」だけでは人は動かないのです。

すなわち、改善を行う喜びが若い人に芽生えて、いろんな工夫が出始めたのです。

この「喜び」を社長への定期レポートに具体例で報告して、
直接、社長からご褒美を頂くという流れを生んだのです。

きっと青山学院の原監督も奥さんと二人三脚で善循環を行われたと思うのです。

小さな成績で監督から褒められなくても寮母に褒められるという構図があったと
思うのです。

若い部員の心に「熱い」ものが起こるのは当然なのです。

この「熱い」ものを大きく育てることが大切と思うのです。

最後に、勝てる実績のある高校生を集めて勝てる集団に育成があったのです。

幾ら「戦略」と言って「金」を投じても相手が「人」では「情」と言う部分が
大きなウエートを占めるのです。

陸上ですから「素材」の選手が能力を発揮しないと「無」に終わるのです。

原監督のコメントに
「現場で見ていますが、『この子たち、本当に力があったんだな』と。
ありがとうと言いたいですね」
と控え目なものが報じられています。

高校時代の成績を入部してから更に伸ばしていることが隠れており、
能力が伸びるという「喜び」が結集したのだと思うのです。

これをビジネスで見ますとこの危機から脱出には「戦略」のコアとなる
「商品・技術・サービス」が必須で、その実現で「人材育成」が可能になるのです。

仮に「商品」とすれば、ニッチでも勝てる商品を増やすしかないのです。

ところが、勝てる「商品」がないのに精神力で「売って来い」というノルマだけで
追い回す企業もありますが、長期人材の育成にはならず、金だけの社員しか残らず
売れてもリピートしない客ばかりとなりかねないのです。

青山学院の関係者に大変失礼なことを上辺だけの情報で書いていますので恐縮なのですが、
現実の経営で学ぶところが多いと思ったから敢えて書いたのです。

「知情意」のバランスは永遠の課題ですが、聖徳太子が「和をもって尊しとなす」と
書いておられるように「和」≒「情」が大切なのです。

経営環境が厳しくなっていますが「知」ばかりでは図り切れない「情」の部分を
忘れないように強い「意」(ぶれない姿勢)を貫きたいと思います。

最後に、長嶋さんのTVは感動的でした。

78才でリハビリと戦う姿に励まされます。

私は65才ですが、「百歳現役」を本気で戦って行きたいと思います。

これからもご支援ご鞭撻のほどをお願い申し上げます。



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「小さな会社のICT戦略」
http://www.web-ami.com/d_b/027.pdf

「営業マネージャー君」
http://www.web-ami.com/d_b/028.pdf

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  ★本日のコラム:「2015年の「抱負」」

NHKの大河ドラマは「花燃ゆ」で吉田松陰の妹の目を通した松下村塾の
青春群像を1年に亘って放送されます。何かの燃えるという事の美しさを
表していますが、当社の「燃ゆ」を「2015年構想」で表しています。

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