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     ** AMIニュース 2007年 6月20日 **

        当メールは、弊社のお客様に送っています。

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1.トピックス

今日の楽笑カレンダーは
「笑いが大好き福の神。いつもあんたのそばにいる。笑てなはれや〜」
とあります。

一言で笑いと言っても色々ありますね。

苦笑い、含み笑い、爆笑などインターネットで調べると
http://uuseizin.web.infoseek.co.jp/g/warai.htm
というものがありました。

笑うことが福の神を呼ぶのは、経験的に、そのように思います。

でも、笑っておけないことが毎日のように起こるものです。


さて、今朝の新聞広告で「暗示」という本が載っていました。

仕事上手な方は「暗示」が上手だと言われており、うまく人を乗せる
のです。

人を乗せる、人の「やる気」を引き出す方法は、大きくは
・褒める(山本元帥型:賢い羊型)
・叱る(プレッシャー型:強い狼型))
の2種に大別できると思います。

前号では「3つの利益」で「マネジメント」の重要性を書きました。

私が書いているメルマガ「愛語回天 花まる人生塾」
http://blog.mag2.com/m/log/0000132521/
では、6月22日号でこの辺を書いています。

「強い狼」型か「賢い羊」型か
ぜひ、読んで頂きたいと思います。


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2.コラム:「5つの視点」について(筆者:栩野 正喜)

今回から、元ネタは、キョーセラの稲盛さんの本にあったものですが、
それを、私流に再「ルール化」したものをご紹介したいと思います。
(最近の稲盛さんの著書には出なくなっています)

それは、「5つの視点」と勝手に名づけて活用しているものです。

この「5つの視点」は、
コンサルタント業を営む上で、必要な観察術の一つであります。

私が、意識的にチェックしているのは
1.得意な事に集中しているか?
2.3つの最適化ができているか?
3.高い固定費でムダな事をしていないか?
4.人材育成が出来ているか?
5.3つ以上の価値ポイントがあるか?
という「5つの視点」なのです。


今回から、シリーズ形式で、順に、ご紹介したいと思います。


■1回目は、「得意な事に集中しているか?」です。


単刀直入に、「あなたは、今、得意なことをしていますか?」と
尋ねられたら、どうでしょうか?

得意なことを仕事にしている人は、意外に少ないと思います。

多くの場合、「サラリー」(給料)の為に、自分に与えられたことを
しているという状況と見受けるのです。


じゃ、「得意」って何んでしょうか?

私は、船井先生の「素直・プラス発想・勉強好き」という言葉が
「得意」を表す3要素と思います。

☆素直・・好きな事ですから、受け入れやすく、ドンドン身につく
☆プラス発想・・少々の失敗にもめげない
☆勉強好き・・何時間続けても飽きない・疲れない・楽しい

ホントに「得意」なことを発見するのが難しい方が多いようです。

先日もお客様の会議で若い人に「得意は何ですか?」と聞いたのですが、
優秀な方でも返事に困っていました。

でも、船井先生の「素直・プラス発想・勉強好き」を当てはめると
自分の得意が見えてくるのです。

ちょっと例えが違いますが、
私は、歌が下手なので、何度、聞いても覚えないし歌えないのですが、
得意な友人は、一度で覚えて、しかも上手に歌えるのです。

得て不得手の差は、そんな感じなのです。

友人に聞くと「歌が好きになれば良い」と言うのですが、
天性の音痴ではムリな話です。


でも、コンサルタント業していると自分勝手なもので、
「仕事を好きになって、惚れなダメ!」
と言っているのです。

ホントに勝手ですね。

まぁ、趣味と仕事の相違があるので、それ程、身勝手とは思いませんが、
その辺を解明して行きたいと思います。

■「好き」になるには、どうすれば良いか?

実は、私にも「十八番」があって、その曲だけは、歌えるのです。

昔、友人の結婚式に出席したのですが、披露宴の最後に、両方の友人代表で
歌を歌うとなったのです。

奥さんの方は、友人に事前連絡してあったらしく、3人が出て「私の彼は
左利き〜」と合唱していたのですが、
困ったことに、私は、知らされていなかったので、彼女たちの歌っている
間に選曲することになったのです。

しかも、伴奏がないので、アカペラということで、
時間がないので、困り果てて「函館の女」を思い切って歌ったのです。

きっと、聞くに堪えないものだったと思うのですが、それ以外は、
特に、結婚式用の歌は、歌詞を知っていても歌えない状態でした。


では、「なぜ、函館の女なのか?」という事がポイントです。

咄嗟にできるものという条件を考えると「経験」があるという事が
選択の第一優先になるのです。

「ブタもおだてりゃ木に登る」という事です。

何度も聞いているし、歌っているし、ちょっと褒められたという事が
かすかな自信と経験だったのです。


「得手」と「不得手」は、紙一重かも知れません。

誰かに、けなされているとダメだったかも知れないのです。

「褒められた」がキーだったのです。

■お客様に褒められるのがベスト

12年前に独立して、最初のお客様であるT社の社長さんから
「栩野さん、社員のやる気を引き出すには、どうしたら良いか?」
という質問を受けました。

初めての出会いでしたから「お試し」だったかも知れないのですが、
私は、咄嗟に
「お客様の支持を得る事です」
と答えたのです。

これが気に入ってもらったのが、最初のポイントだったと思います。

社員さんの「やる気」を引き出すには、
☆給料や待遇も重要ですが、それらを良くしても一時的である
☆褒めるというのも直接では「心」に響きにくい
☆ヒマであると怠惰になって「やる気」はなくなる
☆忙しくてもクレームなどの後ろ向きは非常に疲れる
☆適度に忙しいのがベストで、お客様に感謝されるのがクスリ!
という風な話をした事を思い出します。

T社長は、「娘の婿さんは、一流企業に勤めているが、毎日、午前様と
言っている」と言って、うなづいてくださったのです。

T社は建設機械を製造販売しているのですが、
・卸ルートで販売している営業部隊
・ユーザーに直接販売する営業部隊
の2つに分かれていました。

特に、ユーザーに直接接する部隊は、
「ユーザー向け特別仕様の機械」
を作るケースがあって、うまく行くと大層喜ばれるのです。

ユーザー特別仕様ですから、無茶な要求もあるのです。

その無茶な「カベ」を苦労して乗り越えて聞こえる
「ありがとう」と言う
このダイレクトな響きが営業にとって、最高のクスリなのです。

もちろん、リピートで注文もくるのです。

お得意様とは、このように、気に入ってもらってリピートを頂ける状態を
いうのです。

リピートが頂けるから営業がそこへ好んで行くと言う意味の「得意」も
ありますが、それは、少し意味が違います。


■「「バカと呼ばれるまで、やれ!」

若手研修に「バカと呼ばれるまで、やれ!」と題して、講演しています。

ちょっと旧聞になりますが、
「青い鳥シンドローム」
という言葉が流行ったことがありました。

折角、入社したのに「こんな筈ではない」という悪魔のささやきが
心に充満して、一年もしないうちに辞めて行くのです。

そして、どこに勤めても、どんな仕事をしても「こんな筈ではない」という
悪魔のささやきに動かされて、フリーター化してしまい、
ついには、「親のスネかじり」化しているのです。

こんな背景もあるので、他人の何倍も働いて、、
「アイツ、バカちがうか?」
と評判になるまで、トコトン「一つの事」でやり切れという話をします。

この話の一つの事例として、私がIBM特約店時代(15年前)に、
SさんというIBMの新人と一緒に営業活動した時の話をします。

彼は、どこの会社に行っても「入り日記は、どうなっています?」と
聞くのです。

私は、「入り日記」という言葉を知らなかったのですが、どうやら、
業者の納入帳のことを指していたようです。

お客様には通じていたようで、うまく会話できていたのです。

しかし、どこに行っても「入り日記は?」という切り出しなのです。

私は、最初、コイツは大丈夫か?と思ったのですが、
何度も繰り返している状況を見て、
この方法は、結構「切り出し」に良いと思うようになったのです。

彼は、この「入り日記」でお客様の心をオープンにして、
どんどんシステムの状況を聞きだすのです。

お客様が話し出すと結構、本音が出て来て、問題点がハッキリして、
提案書の課題が書きやすくなったのです。

こうして、彼は、お客様の業務を覚えて、今、東京で要職につかれて
いると伺っています。

正に「一点突破」の事例です。

Sさんは、最初は、お客様の業務について、トンチンカンでしたが、
「入り日記」を得意技として、お客様の心をオープンにしたのです。

そう言えば、大相撲でも一つ得意技が出来ると「大関」になれると
言われているそうです。


■まとめ

ブランドという言葉があります。

「あの会社は○○だ」という評判です。

「得意分野に集中していますか?」という事は、逆説的に、
「あなたは、どんな評判を得ていますか?」
という事でもあります。

咄嗟に「あなたの一番商品は何ですか?」と聞かれて、即答できれば、
きっと順調に仕事されていると思います。

これが、「?」という状態ならば、もう一度、再検討する必要があります。


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