<月刊AMI>2003年8月号 Vol.26 ■△▽●○□

1.最近感じること・・「SARS」の影響


2003年の前半は「SARS」問題という不可抗力な事態に見舞われました。
6月には一応終演した感じですが、実態経済への打撃が顕在化しています。中国を中心とした「閉鎖」状態が長期化した為、そのエリアの経済停滞の波紋が世界各地へ拡散しています。
当社のお客様でも打撃を受けているケースもあります。ここは、極端な例かも知れませんが急速に3割ダウンという状況であります。一過性の現象だと思うので対応が遅れています。

ともかく、大なり小なり各企業が影響を受けると思われます。皆さんの企業では、如何でしょうか。
事前に対応策を講じることができた企業は、大変、優秀と評価できます。多くの場合、対応策は不十分か全くとれていないというのが現状であります。人件費を変動費化という時代ですが、パートやアルバイト社員が戦力化されていて、むしろ、戦力の一部となっているケースが多いものであります。
こんな場合、変動費化になっていると言えないので、今回のケースでは、対応が全くとれていないのが実状であります。

昔は、アメリカがくしゃみしたら日本は風邪をひくと言われたものですが、中国が寝込んだら、日本国内で倒産の危機が蔓延すると言わなくてはならない事態です。
ヨーロッパはさすがに遠方なので、余り、意識する必要がないと思われますが、米国・中国には大いに気配りしておきたいものであります。

2.ちょっと役に立つヒント!・・「つきの原理」

人間誰しも「つき」に恵まれたいもので、その代表的な事例に、戦国武将があります。戦国武将は、生命をかけて「いくさ」をするのですから、易学なども大いに参考にしていたようです。現在でも、成功者である方には、「風水」などの易学的なものにこだわっている方が多いものです。実際に、「金」を身につけると「運気」を呼び込むという話があります。時計などでも「金」一色のものを身につける方が多いものです。
これは、小生も体験的に「肯定」できると思っています。

しかしながら、物にこだわるのも結構ですが、さらに、一歩踏み込んで、この「つき」を呼び込む方法を身につける事の方がより重要になります。
「つき」のコンサルタントと言えば、船井先生が代表格であります。
この船井先生の格言で「素直・プラス発想・勉強好き」が有名であります。「運気」を呼び込む「生き方」を端的に表しています。

まず、「素直」という点は本当に重要であります。他者が物事をアドバイスしても「ノー」とばかり拒否していれば、誰も相手にしてくれなくなります。やはり、素直に聞いて実践に移る人には「応援」したくなるものです。ともかく、聞き上手にならねばなりません。

次に重要なのは「プラス発想」です。マイナスの面が強いケースに遭遇しても、ピンチを裏返しにすれば「チャンス」だと考えられる事が重要です。最後に、「勉強好き」ですが、知識の収集も大切ですが、実際は、その実践で身につける「体験」がノウハウとなり、根気強く粘るエネルギーの源泉となります。

換言すれば、「つき」というのは「多くの人」と接する事であり、それらの人達のネットワークを上手に活用して行くことであります。多くの人がもたらす「情報」は、一度パスしてしまうと、砂浜からダイヤを見つけだすほどの苦労が必要になるものです。
「つきの神様に後髪がない」と言いますが、本当に、その場で「速戦即決」主義で実践しないとうまく行かないものであります。
すなわち、自分でよいタイミングで決断・実行ができるという点に集約されます。「つきの原理」は、「素直・プラス発想・勉強好き」を自分に取り入れることになり、原理を言い表す言葉として有名であります。

3.さいごに・・「クレーマー」

当社は、最近、「未承諾広告*エコ関連メルマガ」を発行しています。当社と何らかの取引があるお客様以外にも、名簿やインターネットから抽出した「アドレス」宛に発信しています。この反響の中に「未承諾広告*・・と断るからと言って許されるものではない」という意味のクレーム・メールが届きました。この方がどんな人なのかが分からないのですが、少し違うなぁと思うので、当社なりの反論をご披露したいと思います。

世の中は「情報化の時代」と言われて久しくなっています。
まず、「情報」の価値ですが、実際に、当社の「情報」をキャッチして自社のビジネスに活用しようと「資料要求」が来たり実際に「注文」が来ているのも事実です。ざっとの統計では「千分の3」程度のレスポンスです。リフォーム関係の新聞の折り込みちらしでは「4千分の1」程度なので、モノが違いますが、ひとつの目安として利用できるものです。

だいたい、広告というものは「迷惑」なものであります。TVのCMでも、DM、ちらし、看板など何でも興味がなければ、目障りなものです。
要は、「情報」へのスタンスの問題であります。情報を重視する方は、どんな情報でも参考にする為にメールを開くとおっしゃっています。この姿勢が重要なのではないでしょうか。インターネットの健全な利用・運営などと叫ぶ方がおられますが、今、ホームページでCMのないモノは極少数だと思います。資本主義世界に生きている限り「モノを売ってカネにする」という運命から脱出することが不可能です。

世の中に「クレーマー」という人種がいるそうですが、「情報」の価値は、人それぞれであります。当社の「まじめなメルマガ」をじっくり評価して頂きたいと思います。
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